【フルート頭部管】AG970-14KR

ヴェルナー・トマジは1955年チロル　リエンツ生まれ。 7歳よりフルートを始め、18歳よりインスブルックの大学で学び、その後ウイーンアカデミー（現大学）でフルートを先行。 在学中はウイーンフィルハーモニー主宰のWanas1等を獲得するなど、演奏者としてその才能をいかんなく発揮。 1986年以降、ウイーンの音のスタイル研究の為にウイーンアカデミーとともにフルートの構造に関するプロジェクトを遂行。 現在、ウイーンにて工房兼ショップを経営。フルート奏者として、また学者としての両面から、多くの奏者が求めること、そして問題点を理解し製作に力を注いでいる。 「オーケストラでは柔らかさ、ソロでは華やかな音色が求められる傾向にある。現在はその両方を発揮できる頭部管が必要である」という観点から製作。 音の幅が広く、安定感と重厚感を持ち合わせた頭部管。 鳴りのポイントを自分の体から少し離れたやや遠いところに感じるのがTOMASIの特徴です。 機能性や音色の変化を狙うというよりは、アンサンブルやオーケストラの中で独特の渋めで柔らかく温かい響きの良さを実現したいという方におすすめです。 ウイーンの一般的なホールは他国のホールよりも残響が大きい為、それを基準にしているTOMASIの頭部管は鳴りすぎない傾向があると思われます。 もともとが鳴りすぎる傾向を抑えたいという人にもお試し頂ければと思います。 仕様：シルバー製Ag970、14Kゴールドライザー ※フルート頭部管は楽器との相性が選択するうえで重要なポイントとなるため、試奏してからのご購入をお勧めいたします。 また、頭部管と本体のジョイント部分の擦り合わせが必要となりますので、その場合は通常1週間～10日間楽器をお預かりさせて頂く形となります。 楽器によっては合わないメーカーやモデルもございますので予めご了承下さい。