ES-345TD Walnut / 1973-74

"ES-335TD"のバリエーションモデルとして59年に登場した"ES-345TD"。"ES-335TD"と"ES-355TD"の中間的グレードに位置する"ES-345TD"は、ダブル・パラレログラム・ポジションマーク、3層に施されたマルチプライ・ボディトップバインディング、クラウン・ヘッドインレイ、ゴールドハードウェアといった外観スペック。加えて上位モデル然とした仕様として、ステレオアウト/ヴァリトーンスイッチが登場時より標準装備されておりました。本器は1973-74年製造のウォルナットカラー。ラージヘッドに14度の浅いヘッド角、3ピースマホガニーネック、ラミネイトメイプルボディ、ショートピックガード。ローズウッド指板。当時、例外的にモノラルの仕様も製造されており、その際ロッドカバーは無地が装着されました。ステレオアウトの場合、一般的な扱いが難しくなってしまいますが、本器はモノラルアウトですので実用性バッチリです。ピックアップはフロントが"ステッカードナンバード"、リアが"刻印ナンバード"の過渡期仕様。フロントの"ステッカードナンバード"はプラススクリューですが"T-Top"です。ボリュームポット2点は交換されており、オリジナルのトーンポットのデイトより73年頃の製造と判断できます。ペグは近年製のKlusonダブルリング・ダブルラインに交換済みで安定したチューニング。ソンブレロノブが4点交換。ナローネックのこの時期らしい独特の歯切れと、Gibsonらしい野太さを感じさせるトーンとのマッチング。空間が広くなったセンターブロックの構造と、ブランコテールピースにより、より強くなったホロウ感。安定した出力になりドライブの乗りも心地よい後期"ナンバードPAF"。所謂"ノーリンエラ"らしい個性的なサウンドキャラクターは、けっして解像度が高くないものの、特有にユニークで雰囲気ある空気感を豊かに楽しませてくれます。こちらロッドの調整を含め良好なナックコンディション。リフレット、リナットもされているので音詰まりなどなく快適にお楽しみいただけます。経年相応の小傷、ウェザーチェックなどあるものの、外観を損ねるようなダメージはなく、全体的に良い印象の外観をキープ。即戦力でお楽しみいただけるプレイヴィンテージ345。しっかり淡い色に経年したウォルナットも雰囲気抜群の一本、ぜひお見逃しなく。オリジナルハードケースが付属。 Condition:EX++ Body:Laminated Maple Neck:3pcs Mahogany Fingerboard:Rosewood Bridge:ABR-1 Tune-O-Matic Machine Heads:Kluson Double Ring Double Line Fingerboard Inlay:Double Parallelogram Pick up:Numbured PAF Nut width:39mm Scale:628.65mm Control:2Vol, 2Tone, 3Way Weight:3.68kg Case/ACC:Original Hard Case