ES-175 / 1952

ギブソン"ES-175"。ジャズギターの代名詞とも言えるルックスとサウンドで、長い歴史の中でもっともアイコニックな存在になったフルアコモデルのひとつ。1949年に当時のフラッグシップモデルであった"L-5"に次ぐミッドモデルとして、またラミネイトトップを採用したエレクトリックモデルとして誕生した"ES-175"。"ES"の名の通り、"Electric=電気"の機構を持つ"Spanish=スパニッシュ(横に抱える)"ギターとして、そのラインナップの人気モデルとして、70年近く製造され続けた人気モデルです。本器はアジャスタブルポールピース機構を持つ"P-90"搭載最初期1952年製。この頃はネックスペックが19フレットで、その後1955年以降の20フレットになります。マホガニーネック、16インチメイプルラミネイトボディ、ハカランダ指板、クラウンヘッドインレイ、ダブルパラレログラムポジションインレイ、クルーソン"No Letter"シングルリングペグ、P-90、ゴールドスピードノブ、ハカランダブリッジ、"トラピーズ"テールピース。1PUスタイル故の豊かなボディ鳴りに経年による乾いた響きとのマッチング。程よく低音が枯れて芯の通ったタッチがありつつも、甘く豊かなトーンをまとった50'sサウンドは、現代的なレンジの広さとは違うとても音楽的な空気感。最初期P-90のセンシティブな反応によってニュアンスの強弱で立体的に表現される挙動もまた大きな魅力です。王道のサンバーストカラーと全体に細かく入ったウェザーチェックとが、まさに"50's Gibson"といった風格を醸し出す本器。細かな小傷等は相応にあるものの、塗装の艶感をしっかり残しとても綺麗な印象。ロッドの調整含めネックのコンディションも非常に良好。リフレット、リナットもされている為、とても良いプレイコンディションでお楽しみいただけます。オリジナル度も高く実用性もバッチリ、ルックス・サウンドともに50年代らしい魅力を十二分に楽しめる１本。ぜひお見逃しなく。オリジナルのブラウンケースが付属。 Condition:EX++ Body:Laminated Maple Neck:3pcs Maple Fingerboard:Jacaranda Bridge:Jacaranda Machine Heads:Kluson Single Ring "No Letter" Fingerboard Inlay:Double Parallelogram Pick up:P-90 Nut width:42.9mm Scale:628.65mm Control:1Vol,1Tone Weight:2.49kg Case/ACC:Original Brown Case