Jan Ray for Mateus Asato / 2018

2008年にスタートしたVemuram、日本製に拘り生産されるブティックペダルブランド。マイケル・ランドゥ、ジョン・シャンクスなど、アメリカのトップミュージシャンらによってそのクオリティは証明され、今やハイエンドのトランスペアレント系ドライブの大定番として認められたJan Rayを筆頭に、魅力的なモデルを展開し続けています。本器は2018年に500台限定で販売がされたMateus Asato（マテウス・アサト）シグネチャーモデル。現代の若手ギタリストを代表するMateus Asato氏。長らくペダルボードのレギュラー入りをしているJan Rayは、初めて手に入れた時からすぐに惚れこんでしまったとのことで、ドライブの太さ、明るさ、透明感により既に氏の望む殆どを実現した満足感の高いオーバードライブでした。本シグネチャーでは、ゲインとコンプレッションを僅かに強く調整。より存在感あるサウンドチューニングで、僅かによりエフェクター然としたキャラクターでの仕上がり。無論Jan Rayの特徴であるリッチな倍音感、ギュワっとサチュレーションの効いたドライブが、ピッキングタッチに反応良く挙動するリアルなアウトプット、そしてブラス筐体によるローノイズなど、キャラクターは大きく変えることなく健在。トリマによるSaturation調整もそのまま搭載しています。氏のトレードカラーであるピンクの塗装をコートし、通常のブラスカラーよりほんのり赤みのある上品なルックスに仕上がっています。上面にはアイコニックなシルエットロゴを配置。筐体裏など僅かに極細かなひっかき傷もございますが、全体的に顕著な使用感は感じさせない綺麗な印象。もちろん動作やサウンドには全く問題のなく大変良いコンディションです。中古でもなかなか見当たらない限定モデル、ぜひお見逃しなく。