LL-53D R Custom / 2004

ヤマハを代表するギターとして、数多くの一流アーティストをはじめ、多くのギターファンに愛されてきたLシリーズ。“FG”シリーズの上位機種として1974年にL-31を発表して以来、時代のミュージックシーンを彩り、数多くのアーティ ストやギターファンに愛され、日本の音楽シーンを支えて参りました。"L=Luxury(豪華)"を冠にした本シリーズは、伝統を継承しながらも現代のニーズを反映させ、細部にわたり改良を施されたシリーズ。本器は、”LL-53D R Custom”。1975年にラインナップされた”L-53”から約30年間に渡りヤマハLシリーズを代表しジャンボモデルの顔として脈々と受け継がれた”53”を冠するモデル。2003年末の受注を持ってその歴史は幕を閉じられました。本器は製造最終期になる2004年4月製造の極上USED品。柾目痕が全面にフレイム杢のように浮かび上がる最高級イングルマンスプルーストップ、黒々とした美しい柾目杢の最高級インドローズサイド&バック、ホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、アバロンヘッドインレイ、アバロン指板インレイ、アバロンボディトリム、アバロンロゼッタ、アバロン下駒インレイ、メイプルバインディング、クリアピックガード、TM-67Gゴールドペグ。75年の四天王発売からラインナップされる”53”。2003年よりサウンドメイクがまた一新され、それまでのパワフルかつクリアなサウンドから、快活で肉厚ながら上品さを魅せる音色へと変貌を遂げました。メインのXブレイシングと3本トーンバーの一部にスキャロップ加工がされており、ふくよかで奥深くよく響く低域とヤマ"L”ならではのサスティンの効いた高音が同居されるようになっています。本器でも淀みなく大きな音量を轟かせながら、ガツガツしすぎない爽やかでフォーキーな輝きを放っています。20年経過しながらとても良いコンディションを保った本器。極々僅かな使用に伴う小傷こそ見られますが、大きく損なう傷はなくとても美しい面持ち。ネックまわりも良好で、弾きやすいアクションをサドルマージンをしっかりと残し保っています。数多くの名演を支え、ジャパニーズフォークサウンドを作り上げるに加担したヤマハ"53”モデル。後の”LL66”への架け橋ともなった、国産最高級ローズモデル。そのポテンシャルは、やはり高かったです。是非お手元でお確かめください。オリジナルハードケース付属 Condition:EX+++ Top:Solid Engelmann Spruce Side:Solid Indian Rosewood Back:Solid Indian Rosewood Neck:Honduras Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Fingerboard Inlay:Abalone Rosette:Abalone Machine Heads:TM-67G / Gold Pick Guard:Clear Color Pick up:none Nut width:43mm Scale:650mm Case:Original Hard Case