L12-8A 1980s

日本が世界に誇る楽器メーカー"YAMAHA”。日本におけるアコースティックギター黎明期よりその歩みを共にするヤマハフォークギター"FG"シリーズの上位モデルとして、1974年"L-31”の発表を皮切りにラインナップされた"L"シリーズ。"豪華"を意味する"Luxury"の頭文字を冠し、その名の通りゴージャスなルックスとゴージャスなサウンドは今も変わらず、ヤマハアコースティックギターのフラッグシップに位置し続ける代表シリーズです。本器は70年代後半から80年代前半にかけて製造が行われていた12弦モデル”L12-8A”。1980年代製USED品。オリジナルウエスタンボディシェイプにエゾ松トップ、ローズウッド単板サイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、オリジナルゴールドペグ、オリジナルべっ甲柄ピックガード、3Fから始まるオリジナル指板ポジションインレイ、モザイク柄ロゼッタ＆パーフリング、ヤマハロゴの入ったオリジナルトラスロッドカバー、ノンスキャロップブレイシング。シリアルナンバーはつけられていますが、通常の番号の入れられ方とは異なる様で1980年製の可能性が考えられる個体です。Lシリーズらしい高級感のあるサウンド。12弦特有の音が揺らぐコーラス感が生み出す音の厚みや広がり。ネックシェイプは今でこそやや厚みを感じますが、当時のプレイスタイルを考えると理にかなった形状をしており、Vシェイプで握り応えのあるネックです。現代のギターと比べて音色が太い点、当時のLシリーズ自体ギラっとした艶やかなサウンドを持ち味としていました。通常の6弦では出し得ない独特の響き、魅力を持った１本です。ボディトップ面には過去打痕が入った跡を消そうとしたのか、オーバーラッカーが施されており茶色の濃い部分には段差は感じられなくなっています。ボディサイドとバックには打痕の跡を目立たなくする為なのか黒い塗料で着色、その後にオーバーラッカーが施されており手で触っても段差は感じられません。その後にボディトップ面１弦側ショルダー箇所の当てキズやピックでの弾きキズ、トップ面ボトム箇所に当てキズが付いています。上記手入れこそ見られますが、大事にしていたからこその手入れだったのでしょう。ペグは１ヶ所のみ色が剥がれていますが、他はくすみこそ見られるもののゴールドカラーを保っています。当時のギターとしては比較的現代的な弦高にセットアップされており、サドル残りも充分。お好みに応じて調整出来る幅を残した12弦ギターです。当時憧れながら手に入れることが出来なかった方も多いヤマハのLシリーズ。先述の手入れ跡などがある為、大変お買い得なプライスとなっております。古き良き国産ギターの良さを是非ご体感下さい。 汎用のハードケースが付属します。 Condition:EX Top:Solid Ezomatsu Side:Solid Rosewood Back:Solid Rosewood Neck:Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Machine Head:Original/Gold Fingerboard Inlay:Original Rosette:Mozaic Binding:White Pick Guard:Tortoise Color Pick up:none Nut width:46mm Scale:637mm Case:Hard Case