SLT-225 Special/Elepaio 2023

長野県松本市にて”高橋信治”氏により手掛けられる国産手工ブランド”Seilen”。本器は2023年のハンドクラフトギターフェス Seilenブースにて並んでいた内の１本。Ogawa Inlay Craftとのコラボ作品です。2023年製のUSED品。テナーサイズ、5Aグレードのカーリーハワイアンコアボディ、エボニー指板&ブリッジ、ホンジュラスマホガニーネック、マイレデザインアバロンロゼッタ、エレパイオと草木をイメージした指板インレイ、ヘッドには女神レアの姿を象ったインレイ、エボニーヘッドプレート、ブラックセルロイドパーフリング、ブラックカラーのGOTOH製UPTチューナー搭載、ハイグロスラッカーフィニッシュ。モデル名にも入っているエレパイオ。ハワイ島固有の鳥の名前でもあり、神話上ではカヌー作りの女神レアの化身ともされ信仰の対象とされていました。カヌーはハワイ島においては重要な移動手段の一つ、女神レアは硬く耐水性のあるハワイアンコアでカヌーを作っていました。エレパイオは樹の中の虫を食べて生活している為、エレパイオがいる樹は虫食いがある、と教えてくれていたそうです。伐採後にエレパイオがやって来てさえずったならばそれは祝福された良い樹だ、という言い伝えまであるとのこと。そんな逸話になぞらえて本器は製作されました。ハワイアンコア材（カヌーの原材料）の美しい女神レアが草花の中でエレパイオに姿を変える瞬間を切り取った様をイメージしてデザインされています。ロゼッタとブリッジには人々が祈りを捧げる際に祭壇に飾ったと言われるマイレの葉と実をデザイン。神々しい装飾を緻密なインレイワークにて表現されています。ボディには5Aランクのハワイアンコア材を使用されており、揺らぐ杢目が魅せる表情も垂涎モノ。 パリッとした明るいトーン、クッキリとした音色とナイロン弦らしい柔らかさが融合し、艶やかなサウンドを響かせてくれます。音色もテナーサイズらしく、太い響きを持ち合わせボリューム感も充分。音がハッキリとする分ピッチ感も良く、音程が綺麗に合う辺りも造りの良さを感じさせるところです。ソロではメロディを引き立たせることをでき、ストラミングでは迫力のあるクリアな音色を出力。ユーザーに合わせてオールマイティにこなす事の出来る１本です。製造時のバフ跡、光にかざして僅かに見える薄い線キズが若干見られる程で非常に使用感の少ない個体。ぱっと見で新品とも見紛いそうになるほどです。ネックコンディションも非常に良好、こちらも新品時から恐らく変わっていないであろう抜群のコンディションをキープされています。良材を使用し、日本屈指のインレイアーティストとコラボしたショーモデル。特別な仕様で作られた作品です。当時逃された方は是非この機会にご検討下さい。 Seilenのスペックシート、額縁入りのモデル説明文、OGAWA INRAY CRAFT マテリアルシート、キワヤ製のセミハードケースが付属します。 Condition:EX+++ Top:Solid 5A Curly Hawaiian Koa Side:Solid 5A Curly Hawaiian Koa Back:Solid 5A Curly Hawaiian Koa Neck: Honduras Mahogany Fingerboard:Ebony Bridge:Ebony Machine Head:Slotted Head Gotoh/Black Fingerboard Inlay:Original / By OGAWA INRAY CRAFT Rosette:Abalone / By OGAWA INRAY CRAFT Binding:none Pick Guard:none Pick up:none Nut Width:36mm Scale:433mm Case:KIWAYA Semi Hard Case