JAZZMATE Spruce 2002

福岡県久留米に工場を構える"ASTURIAS"。1962年創立しクラシックギター製作を開始。50年におよぶその技術の結晶を現在も約15名のクラフトマンによって引き継ぎ支えられている日本を代表する老舗弦楽器メーカーのひとつです。本器はフラメンコタイプエレガット仕様の"JAZZMATE Spruce"。2002年製USED品です。シダー単板表板、スプルース単板側板、マホガニー棹、ローズウッド指板＆下駒、カッタウェイ付き、L.R Baggs Ribbon Tranceducer Interfaceピックアップシステム搭載。モデル名の通りJAZZでの使用も想定されている機種。ナット幅は通常のクラシックギターと同じく51mmほど、カッタウェイとピックアップを搭載しハイポジションでの演奏性やラインでの使い勝手の良さを獲得したモデルとなります。惜しくも現在ではラインナップから消えてしまったモデルです。本器は更にスプルース材をサイドバックに使用した白モデル。フラメンコスタイルにも対応した１本です。シダーの柔らかく繊細なタッチにも追従する反応性、ボリューム感。白モデルらしいキレの良さや軽快なサウンド。低音が重くなり過ぎない仕様です。レスポンス良く明るい音色を響かせてくれるギター。ピックアップにはL.R Baggs製のオンボードプリアンプとアンダーサドルピックアップを搭載。現在ではElementに置き換わっていますが、90年代から2000年代前半頃にかけて採用されていたリボントランスデューサー。フィルムタイプの素子でタッチに対する反応速度も速いピックアップです。惜しくも現在では製造されておらず貴重なモノの１つ。プリアンプにはBass,Mid,Treble,Presence,Mid Tone(Frequency),Volを搭載。音作りの幅も広く、様々な使用用途にも対応し得る優秀なシステムです。ヘッドバック側先端にやや大きめの当てキズ、ボディトップ下部にやや深めの当てキズやボディサイドやバックに極薄い当てキズが数か所見られるモノの年代を考えると比較的キレイなコンディションをキープされている個体。ネックにはトラスロッドは入っていないためチューニング時に若干順反りにはなりますが、現状弾きやすい弦高にセッティングされています。サドル残りもまだある為、調整幅を残したエレガットです。手頃な国産エレガットをお探しだった方、フラメンコ的なスタイルからJAZZ的なスタイルにも対応できる可能性を持った１本。是非お手元でご体感下さいませ。 汎用ハードケースが付属します 表板：シダー単板 側板：スプルース単板 裏板：スプルース単板 指板：ローズウッド 下駒：ローズウッド 指板幅：51mm 弦長：645.2mm L.R Baggs Ribbon Tranceducer Interfaceピックアップシステム搭載 ハードケース付属