PK-30 2000s

タコマギターは1991年に創立され、ワシントン州タコマの地からブランド名を取ったアメリカンブランドです。代表的なチーフモデルなどユニークなデザインと高い実用性を兼ね備えたギター達、2008年の工場閉鎖までに国内外を含め多くのプロミュージシャンに支持され人気を博しました。本器は揺らぐ杢目の入ったコア材を使用した”PK-30”。2000年代製のUSED品。スプルーストップ、コアウッドサイド＆バック、マホガニーネック、ローズウッド指板＆ブリッジ、オリジナルシャーラーペグ、アイボロイドバインディング、ロープトリム、アバロンロゼッタ、ボルトオンネックジョイント、先端に行くにしたがって細くなるテーパー状のXブレイシング。元々材木を扱う会社の一部門として生まれたとも言われるタコマ。木材を見ると贅沢な杢目の入ったギターも多く見られ、コストパフォーマンスに優れた楽器が多いことからコアなファンも多いブランドです。ネック形状は薄く現代的な仕様。シンプルな装飾と実用性、それでありながらインパクトのある個性的ルックスから人気を博しました。内部構造も独特なものが多く見られ、本器は先端が細いテーパー状のXブレイシング。トーンバーはブリッジプレートのすぐ横に１本のみです。パーラータイプのボディとは思えない空気感を含んだトーン、クリアな響きを持った１本です。コア材特有のパリッとしたハイミッドに特徴のあるサウンド。明るくハツラツとした響き、低音がもたつかない辺りブルースに使うのも良いのではと思わされるギターです。もちろんネック自体薄く成形されているため、フィンガースタイルへの適性も高くオールマイティに使えるギター。ボディエンドに過去ピックアップを搭載するためにエンドピン箇所を拡張した跡が見られ、現在では同径のピンが装着されています。タコマでよく見られる塗装の不具合、塗装が浮いてしまったのかこの個体は全ての塗装面をリフィニッシュされています。ボディはグロス塗装、ネックとヘッドはサテン塗装で仕上げられています。上記手入れこそ入っているものの、塗装面を改善されてより使いやすくなっているとも言える個体。現状表面的な薄いクロスでの拭きキズ程でキレイな状態をキープされています。ネック周りの演奏性も現代的に整えられており、サドル残りは非常に多く調整幅を多く残した１本です。最近では流通も少ないタコマギター。お探しの方は必見です。 汎用のハードケースが付属します。 Condition:EX Top:Solid Spruce Side:Solid Koa Back:Solid Koa Neck:Mahogany Fingerboard:Rosewood Bridge:Rosewood Machine Head:Original Chrome Fingerboard Inlay:Original(Abalone) Rosette:Abalone Binding:Ivoroid/Rope Pick Guard:none Pick up:none Nut width:44.5mm Scale:650mm Case:Hard Case