B-25 CSB 1965

J-45を一回り小さくしたスペックで同1942年から同じくして流通していたLG2、1962年には"B-25"という名前が付けられて生まれ変わります。1965年はスペック変更過渡期でヘッド角度は17度から14度にネックはレギュラーグリップから幅狭のナローネックに変更になります。本器は過渡期真っただ中で前後のスペックを併せ持ったこの時期ならではの個体。14度ヘッド角でレギュラーグリップネックを持った1965年製の個体です。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、オリジナルプラスチックブリッジ、アジャスタブルサドル、クルーソン1列刻印ペグ、オリジナルラージベッコウセルピックガード、ノンスキャロップド・エックスブレイシング。この時期のブリッジはウッドタイプにリプレイスされたものも多く見られますが、4点留めのオリジナルブリッジ、若干の変形は見られるものの中が空洞故の構造上のもので全く問題はありません。プラスティックブリッジの柔らかく抱擁感のあるサウンドは前後のウッドブリッジ期のものと一味違ったサウンド野太い低音と、六十年代後期仕様ながら満足なボリューム感や深みを感じられる個体です。小振りながらのレスポンスの早いタイトなサウンドも健在、渋いブルースもいいですが、ギャロッピングやカッティング奏法には最適なトーンです。後付けにて2nd Factor APU-1が搭載、サイドジャック仕様。軽量で生音を損なわず取り付けられたアルミ素材のコンタクトピエゾタイプ、各パーツの厚みを0.1mmサイズまでこだわれている筐体は繊細なタッチにも素早く反応、エアー感を損なわずにクリアで抜けの良いサウンドを出力します。4弦ペグの軸が僅かに曲がっており少し動きに固さがありますが問題なく作動します。ネック裏1-5フレットあたりの指板継ぎ目付近の塗装剥がれ、所々に見られる打ちキズによる塗装欠け、雰囲気良く入ったウェザーチェックなど経年なりの使用感はございますが、ウッドクラックは見られず良好なコンディションです。トップのRも経年相応程度の膨らみで問題ありません。ネック&プレイコンディションも大変良好、ADJサドルの調整幅も余裕がございます。この時期ならではのナチュラルに近い淡いチェリーサンバースト。家で爪弾きながら、たまにアンプに繋いで軽く鳴らしたい。。そんな方には是非オススメです。汎用ハードケースが付属します。 Condition:EX++ Top:Solid Spruce Side:Mahogany Back:Mahogany Neck:Mahogany Fingerboard:Jacaranda Bridge:Plastic Machine Head:Kluson/Nickel Fingerboard Inlay:Dots(Pearloid) Rosette:White&Black Binding:White&Black Pick Guard:Tortoise Color Pick up:none Nut width:42.5mm Scale:628.65mm Case:Hard Case