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今でこそフラットトップの印象が強いですが元々はアーチトップギターやマンドリン、バンジョー等を製作するところから始まっているギブソン。その中でもギブソンアコースティックアーチトップ"L-50"は1932年~1971年まで生産されていました。ベーシックなモデルで年代ごとにサイズや材構成等の仕様が変わりますが、本器は1943~1945までのスペック、16インチフルボディを持つ仕様の1本です。スプルーストップ、メイプルサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ブリッジ、パーロイド指板ドット、1プライバインディング、3プライピックガード、ナット幅約44.5ミリ、テーパードヘッド。ペグはクルーソン1ライン3ParSideのモノへと交換されています。1932年の発売から1950年頃まで細やかな仕様変更があり、それ以降は大きな仕様変更も無く1971年まで製造されていました。発売当初はラウンドホール仕様、34年頃からはFホール仕様へ。ボディシェイプも30年代に数度の変更を経て、馴染みのある形になりました。46年にはシングルバインドのピックガードや台形の指板インレイ、指板バインディングが入りますが、本器はその前の仕様。40年代前半を象徴するバンナーロゴやプリウォースクリプトロゴ、40年代特有であるベースボールバットネックなどの特徴を持った戦中期スペックの1本です。やはり太いサウンド、芯のハッキリとしたサウンドである点はこの時代共通。もたつきの無いカラッとしたサウンド、ガランとしたアーチトップ独特の響き方。枯れて乾いたノスタルジックな音色は昔ながらのジャンル、特にジャズにおいて非常に趣のある味わい深い響きを奏でてくれます。ネック裏の塗装剥げや当てキズ等の小キズは見られますが、全体的にも使用感の少ない状態をキープされており良い風格を持つ1本。ボディには艶を残したキレイな状態を保たれ、細かく入ったウェザーチェックには貫禄を感じられます。ネックのコンディションも良好に保たれ演奏性をキープされたFine Vintage。古き良きアーチトップギブソン、トラッドなスタイルを求める方にはうってつけの1本です。是非お手元でご体感下さいませ。
汎用ハードケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Spuruce
Side:Maple
Back:Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Fingerboard Inlay:Pearloid DOts
Rosette:none
Binding:White
Machine Heads:Kluson/Nickel
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case
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