IRIS Guitar Companyは、ハイエンドなカスタムギターを手掛けるアダム・バックウォルドと、ヴィンテージ・ギブソンの世界的権威であるデイル・フェアバンクスによって2018年に設立されたギターブランドです。
アダムとデイルは、長年様々なヴィンテージギターの修理や高品質で希少なハイエンド・カスタムギターの製作を手がける事で、ヴィンテージギターに対する知識を深め、卓越したギター製作術を築き上げてきました。
同時に、良質なトーンウッドの調達ルートを確保し、CNCやPLEKマシンなどの最新の製造機器を導入するなど、ギター製造環境を整え、そこにコリングスやサンタクルーズなどのギターの名門で経験を積んだ熟練の職人達を集め「最高のギター製作チーム」を結成しました。
IRISのギターはこの卓越したチームによってハンドメイドで生産される、最高品質の量産モデルです。
ヴィンテージにインスパイアされたギターを現代的な手法で製作し、特別なギターでありながらも、可能な限りコストを抑え、 プレイヤーにとってパーフェクトなツールとなるMADE IN USAのハイエンド・アコースティックギターを提供する事がIRISの目標です。
アダム・バックウォルドは、Circle Stringsのオーナーであり、プリンシパル・ルシアーです。彼自身バンジョー、マンドリン、ギターを演奏する現役ミュージシャンとしても活動しており、彼の楽器製作やリペアへの情熱は、常にミュージシャンが求めるものを理解し、それを最高の状態で形にする事に向けられています。
ニューヨークのブルックリンで弦楽器やヴィンテージギターのリペアを任せるなら誰もが名前を挙げる、最も尊敬され才能ある弦楽器製作家の一人であるボブ・ジョーンズに師事した後、自らの顧客の為にカスタム・ギターを製作するサークル・ストリングスをスタートしました。
同時に彼は、ニューヨークのブルックリンにあるレトロ・フレットで2年以上、ヘッド・リペアマンを務め、そこでは、様々な状態のヴィンテージのギターに触れながら構造や使われている技術を分析したり、他にも、ソプラノ・ウクレレからアーニー・ボールのアースウッド・ベースに至るまで、あらゆる楽器の製作にも携わり、一流の環境で楽器製作に関しての知識と技術を研鑽しました。
そして現在、最高のギター製作集団 IRIS guitar companyを立ち上げるに至りました。
IRIS guitar companyの共同設立者デイル・フェアバンクスは、ヴィンテージ・ギブソンの権威として知られています。
彼は、長年ヴィンテージ・ギターのリペアを行ってきた経験から、Gibson、Larson Brothers、Oscar Schmidt、Regalなどの1920年~40年代の所謂”黄金時代”の楽器にインスパイアされたデザインのギター製作を行っております。
伝統的なトーンウッドと製作技術、その当時の奇妙で常にクールなスタイルのディテールを駆使して、視覚的、聴覚的な魅力を余すところなく再現しつつも、実際にはそれ以上に質の高いものにする為に、トップ材の薄さ、ブレイシング材の重さ、塗料の種類や弦を張った後に狙った音の変化を起こす絶妙な塗装の厚みなど細部に彼の繊細な技術と個性を組み込み、世界中のコアなギターファンを唸らせる作品を輩出しています。
IRISの楽器のトラディショナルな要素には、モダンな造りの中に彼のノウハウが発揮されていることが感じられます。
クリスティーナは、Santa Cruz Guitar Companyのパーチェイシング・マネージャーとしてこの業界に入りました。SCGCでの4年間で、彼女はアーティスト、ディーラー、業界内のベンダーと強いコネクションを築き、その中で、アダムが経営するルシアーの為のツールや素材を供給する会社Allied Lutherieを通じてアダムに出会いました。
2021年10月、急成長するIRIS guitar companyのサポートのオファーをアダムから受け、クリスティーナはバーモント州へと旅立ちます。日常業務の監督に加え、彼女はアイリス・ギターだけでなく、Circle Strings、Fairbanks Guitars、Allied Lutherieを含む関連会社の営業、簿記、カスタマーサービスのすべてを担当してます。
彼女はギター・ショップの中で唯一、実際にギターを弾きませんが、ギターの芸術性を高く評価し、それぞれのギター製作の裏側にある技術を賞賛している、ある意味誰よりも楽器製造の裏側を知っている重要な人材です。
ウィリアム・ハイルトンは、15年間CADとCNC技術を専門的にあつかうベテランです。
彼はこれまで業界全体で何百人ものルシアーと仕事をする機会に恵まれ、初心者から一流のルシアーに至るまで、プロフェッショナルなデザインと製造に関する見識を提供してきました。
2019年6月、サークル・ストリングス・チームと手を組み、会社の成長に貢献することを固く決意し、Circle Strings、Iris Guitars、Allied Lutherieに進化し続けるCNCテクノロジー分野でプロフェッショナルな専門知識とスキルを提供しています。
クリスチャンは2006年にロバート・ベンを卒業した後、Collings GuitarsとEllis & Pava Mandolinsに勤めマンドリンの製作と細部にわたる仕上げ作業に専念してきました。
2020年12月、クリスチャンはアイリス・チームに加わり、重要な、組み立て、ネックシェイピング、フィニッシュワークを担当し、Circle Stringsのハイエンド・プロダクションの監督も行っています。
Iris RCM-000はクリスチャンの名前にも由来しています!
ジェイ・ブラウンは過去26年間、木工と音楽業界で過ごしてきました。
90年代半ばにマサチューセッツのリーズ・ギター製作学校に通った後、ジェイはカリフォルニアで音楽の勉強を始めます。そこからテキサス州オースティンとヒューストンを訪れ、エルドラド・ウッドワークス、ウィン・ウィットマン建築やコリングス・ギターズに勤務し木材の目利きと木工技術を学び、働き妻と3人の子供とともにバーモント州に引っ越した後、IRIS guitar companyに入社しました。
現在は、ボディ製作に携わています。
高校3年生の木工の授業でエレキギターを作るという経験が彼の人生のルートを決めるきっかけになりました。
大学に進学するも興味はギターの製作にあり、ミシガン州ビッグ・ラピッズにあるブライアン・ガループ弦楽器製作学校に転入しマスター・コースを受講しました。そこで、ソリッド・ボディのエレキ・ギターやアコースティック・ギター、アーチトップなどを製作し、修了証書を受け取った後、同校の講師サム・ギドリーに弟子入りし、多くの才能ある講師たちの下でさらに知識と技術を磨きました。
その後、Circle Stringsのアダムを紹介される幸運に恵まれ、彼のチームの一員に加わる事になりました。
個性的でインパクトのあるストーム・ゲイツという名前は、彼の本名です。彼は、2015年にカリフォルニアに移り、Santa Cruz Guitar Companyでルシアーとしてのキャリアをスタートしました。SCGCで働く7年間の内に、仕上げ部門を管理し、各工程の作業を洗練させクオリティの高いギターに仕上げる事に専念しました。それに加え、ネックカービング、セットアップ、Plekサービスを含むリペアワークでも、能力を発揮し幅広い経験を積みました。
2021年に家族のいる東海岸の近くに戻る事を決意し、バーリントンにあるIRIS guitar companyに移籍しました。現在は彼の前職の経験を最大限に発揮できる、セットアップチームを率い、サービスやリペアの業務を担っています。
彼を表現するとすれば、ミュージシャン、スケートボード初心者、フトアゴヒゲトカゲの父親です。純粋で愛情深い性質で、比類ないユーモアのセンスを持つザックは、休日はスケボーで町中を走り回ったり、ペットのフトアゴヒゲトカゲのレモンを連れて、シャンプレーン湖を散歩したりしています。
IRISでは、ザックが全てのセットアップを行い、ギターを完璧な状態にしてディーラーに出荷しています。以前はStewMacで勤務しており、ギター製作ツールや製造部材の知識にも長けていますが、スケボーに関しては未だにオーリーができません。
オードリーはテキサス州チャイナ・スプリングで育ち、そこで写真と彫刻を学んだ後、オースティンでウェイターをしていました。当時ウェイターをしていたお店に、Collings Guitarsの従業員が客として来ており、彼女の写真と木工技術の腕前を見込んでCollings Guitarsに入社するよう勧めました。
彼女はギターを作ることに全く興味はありませんでしたが、結果的に彼女は、Collings Guitarsで12年間働き、ウォータールーを製造する部門の責任者を務めるにまで成長しました。さらに、パンデミックの間の1年間、彼女はのEllis&Pava Mandolinsで高品質な楽器の製作に携わりました。
そしてその後、夫のアンディとともに2022年2月にIRIS guitar companyのチームに加わりました。
アンディ・アラゾーザは、10,000時間以上(今ではさらに多くの時間を費やしている)フィニッシュ・ワークとサンディングを行ってきた、何でも屋であり、一芸の達人です。
ブライアン・ガループ弦楽器製作学校を卒業した後、アンディは故郷のテキサス州に戻り、"Collings Guitars AND MANDOLINS "でマンドリンの仕上げを担当しました。その後、Monikerの仕上げ部門の大部分を2年間務めた後、アンディは35歳でビール醸造の世界に飛び込みました。そこでも、基本的には仕上げ部門の役割でした。
そして、アダムはアンディにアプローチし、ギター業界に彼を引き戻しました。
ウィルは、兄が引っ越しの際、残していった地下室のギターやギアを分解して、それらの機能や構造を調べました。
ふと、ウィルはギターを元に戻さなければならないことに気づき、サンタ・クルーズ・ギター社の門を叩きました。そこでは、長年にわたり、ギターのボディ横板の曲げ加工、ブレイシング、組み立て、バインディングなどを担当し、後にIRIS guitar companyに入社しました。
趣味は、バイク。
ペンシルベニア州ウェイン出身のショーンは、2019年にバーモント州にやってきて、バーモント大学に通い、その後、音楽テクノロジー&ビジネスの学士号を数学の副専攻で取得しました。自身もミュージシャンであるショーンは、音楽に関わるものなら何でも好きで、アウトドアや陶芸などできるだけ外で過ごし、手を動かすことを楽しんでいます。
ショーンは2023年末にIRIS guitar companyに入社し、CNC加工とルーターの世界に飛び込みました。彼はCNCのチーフ・ウィザードから学び、IRIS、Circle Strings、Fairbanks Guitar のネック、ブリッジ、指板、その他の部品を製造するだけでなく、Ben and Bucky'sのあらゆる修理も行っています。
グリーン山脈のふもとで生まれ育ったウィリーは、慎ましく育てられました。ガーデニングや家の修理から執筆やギターの演奏まで、ウィリーの子供時代はハンド・ワークに染まっていました。
2013年に英語と哲学の学位を取得したウィリーは、2016年に専業主夫になる前にさまざまなキャリアの道を探る間、家具作りを始めた。2018年、ウィリーは「The Joinery」に入社し、木工職人としての腕を磨きましたがが、次第に彼の2つの情熱が交差し、遂には木工職人としての技術を生かし、楽器を作りたいという願望に打ち負かされ、2023年9月、ウィリーはIRIS guitar companyに入社しました。
今のところ、彼はまだ四角いギターを作ったこともなければ、キャビネットに弦を張ったこともないそうです。