Ovaltone の高音質バッファーシリーズ『 PRIME GEAR 』 の第 4 世代となる多機能バッファーです。
PRIME GEAR DELUXEは、バッファー機能に加えて、2 インプットセレクター、約 19dB のクリーンブースター、 独立バッファードチューナーアウト (※1)、ジャンクションボックス、チューナーミュート、 シグナルスプリッターなど様々な用途で活用可能で、ボード組み換えの際にも使い回しの効く 仕様となっています。
バッファー部も PRIME GEAR シリーズの特徴である CURVED インプットインピーダンス (※2) を再調整し、使用する素子や回路を再検討した結果、今までよりもさらに色付けが少なく自然なバッファーとなりました。
※1...チューナーアウト用のバッファーはメインアウト用のバッファーとは回路が異なります。
※2...周波数が高くなるにしたがってインピーダンスが低くなるようなカーブを描いていることから CURVED インピーダンスと呼称しています。
◆バッファー
メインバッファー部は今までのPRIME GEARを踏襲した回路をさらにチューンアップし、よりカラーレーションが少なく明瞭なサウンドになりました。
右側のUインプットかBインプットから入力し、左側のSアウトプットから出力されます。
◆ブースター
ピンク色のBOOST LEDが点灯時は、その上部のBOOSTノブがアクティブになり、最大約19dBのブーストが可能です。ブーストサウンドはキャラクターの少ない素直な音量のみのブーストとなり、ノブを絞り切るとピンクLED点灯時でもバッファーとしてのみ機能します。
Uインプットに接続時は、フットスイッチでBOOST側(ピンクLED)に切り替えるとブーストオン、UNITY側(グリーンLED)に切り替えるとブーストなしのバッファーという使い方が可能です。
◆2インプットセレクター
Uインプット、Bインプットそれぞれにギターやベースを接続し、2本の楽器をフットスイッチにて切り替えることが可能です。
その際にBOOSTノブを絞り切っておけば、シンプルな2インプットセレクターとしての使用となりますが、たとえば2本の楽器のうち出力が小さい方の楽器をBインプットに接続することで、BOOSTノブを使って2本の出力差をそろえることが出来るインプットセレクターとして使用できます。
◆チューナーアウト
R端子はチューナーアウトとして使用可能です。チューナーアウト用に独立したバッファーを内蔵しています。
Uインプットに楽器を接続時、R端子からは常に信号が出力され、フットスイッチでBOOST側に切り替えた時も同一のレベルで出力し続けます。
Bインプットに楽器を接続時には、R端子からは同じく信号が出力され続けますが、フットスイッチでUNITY側に切り替えた時にはSアウトプットからの信号はミュートされます。
この機能を使って、チューナーミュートつきのバッファーとして使用することが出来ます。
また、R端子からの信号をレコーダーやオーディオインターフェース等に送ることで、メインのSアウトプットと関係なくドライなライン信号を並行して録音しておくようなシグナルスプリッターとしての使い方も可能です。
※その場合グラウンドリフト機能は搭載していない為、別途DIなどが必要になる可能性もあります。
◆ジャンクションボックス
R端子をチューナーアウト等で使用しない場合は、Sアウトプットからボード内へセンドし、ボード内からR端子へリターンさせることでジャンクションボックスとして機能します。
Rから右側のOアウトプットへはパッシブのスルー回路となっています。
9-18VDC対応
付属品:箱、取り扱い説明書、保証書