マイルドな歪みとハリのある中域が特長で30年以上のロングセラーを誇るオーバードライブSD-1。
そのSD-1を特別にカスタマイズしたコンパクト・ペダルがWAZA CRAFT SD-1Wです。
一つひとつのパーツをじっくり選定し組み上げた完全ディスクリート構成の回路を搭載。エンジニアの熟練した技と情熱を最大限に込めたフルアナログ方式です。
さらに、SD-1Wではスタンダードとカスタムの2種類のキャラクターを切り替えできるモード・スイッチを新規搭載。このモード・スイッチは、単なるパーツひとつの切り替えではなく、それぞれのキャラクターに応じて回路設計自体が最適なものに切り替わるというこだわりの仕様です。
スタンダード・モードはオリジナルの音色を新設計のディスクリート回路で再現し、カスタム・モードではパワフルかつピッキング・ニュアンスを忠実に反映するワイドレンジ・サウンドを創り出すことができます。
創業以来、BOSSのエンジニアはアナログ回路設計から最先端のデジタル技術を駆使したDSPまで、あらゆる技術や培ってきたノウハウ、そして音に対する熱いスピリットを注ぎ込み、最高のギター・サウンドを追求し続けてきました。
そのクラフトマンシップの結晶といえるコンパクト・ペダルが「技Waza Craft」です。熟練のエンジニアにより、一つひとつのパーツの選定からこだわり抜き、丹念に組み上げられたアナログ回路を搭載。さらに、完成品を出荷する前に日本国内で最終サウンド・チェックをするなど、細部に至るまでこだわった「技WAZA CRAFT」は、極上のサウンドと卓越した弾き心地をギタリストに提供します。
BOSSの自社モディファイとも言える新シリーズ「WAZA CRAFT」。「通常モデルと比べてどうなのか?」「他社モディファイ品と比べてどうなのか?」という部分が、みなさん気になるところではないでしょうか?そこのところをしっかりお伝えしていきたいと思います。
今回のシリーズを設計するにあたり、BOSSでは現在のハイエンド・ブティックペダルや他社のBOSSモディファイ製品をかなり意識されたようで、「現在のエフェクターシーンでの、ブティックペダル>BOSSのイメージを払拭する」という大きな目標を掲げ、かなり力を入れて製作されたシリーズです。
まず、WAZA CRAFT 全ラインナップに共通している「通常モデル」との違いは、「バッファ」の部分になります。
WAZA CRAFT シリーズではその部分を徹底的に見直し、新たに設計したバッファ回路を搭載。「繋ぐだけで音が太くなる」と言われるあの「オーバードライブの王様」のバッファのようなドッシリとした低音を出力しながらも、BOSSバッファ特有の音抜けの良さをしっかり残したバイパス音を実現しております。さらに電子スイッチによるON・OFF制御によりスイッチノイズは皆無。エフェクター自体のサウンド面を抜きにしても、現在のエフェクター市場のラインナップの中でトップクラスの「現場向き」ペダルと言えるでしょう。
さらにWAZA CRAFT シリーズはすべてのモデルを日本国内で最終検品をおこなっており、もともと故障の少ないBOSSエフェクターではございますが、より安心して使っていただける製品となっております。
当機「SD-1w」は、通常ラインナップの「SD-1」に比べ、ローの押し出し感が強くなっており、TS系でありながらも単体使用が可能なバランスの良さを持ったSD-1です。
SとCの2モードをスイッチで切り替えることができ、Sモードでは通常のSD-1の上位互換といっても過言ではないサウンド。本来のSD-1のキャラクターを損なうことなく、控えめだった低音を押し上げたサウンドは、ローカットの回路が組み込まれた現代のモダンハイゲインアンプにインプットしても低音の物足りなさを感じることはありません。
Cモードでは、Sモードのサウンドにさらにロー~ローミッドを追加。TS系とは思えないドッシリとコシがあるサウンドとなっており、単体使用での音の薄さが改善されると同時に、SD-1の定番使用方でもあるブースターとしての使用でも音抜け感は保ちつつ、絶妙に音圧感は下がらないというサウンドとなっております。
さらに、当機はディスクリート回路によって設計されている為、通常のSD-1と比べても圧倒的にローノイズで、ボリュームやピッキングの反応性も格段に向上しています。