小さいボディでありながら深みのある澄みきったトーンを持つ1948年製。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、ハカランダブリッジ(リプレイス)、チューナーはウェーバリー4060にリプレイス、ハカランダ化粧板、パール指板ドット、オリジナルベッコウセルピックガード、ベッコウセルバインディング、スチールTバーロッド、ブリッジピンはJohn Pierce camel bone bridge pinにアップグレード交換されております。ローズウッド系サイドバックでは出しえない多く空気を含んだファットで混ざりの良いサウンド。リアシフト期特有の芯の強いサウンド、コシのある出音も健在。ストロークではバラつかずにまとまり、フィンガーでは程よい空気感を含んだ安定感のある音色を響かせます。曇りがなく抜け感の良いサウンドはこの頃のOOO-18に求めたい旨味がしっかりと詰まった印象です。トップ下部1弦側寄りに板継ぎ割れ修正あり、ピックガード内側下部にもガードクラック修正あり、サイド6弦側ショルダー部分に割れ修正、バック1弦側下部5か所割れ修正があります。トップは部分的に着色オーバーラッカーの処置が施され、サイドバックネックの全体にはオーバーラッカー処理はされていますが薄噴きで質感は損なわれていません。プレイコンディション改善のためのアプローチが施された個体で指板を外し、ネックは角度調整のためリセット。指板エンドは同材で下駄増しされていますが殆ど外観からもわかりにくい自然な処置です。Tバーロッドを外しニカワで再仕込み、ブリッジはハカランダで風合い良くリプレイスされており、サドルマージンも十分に稼がれています。指板を外した際にナット側で1.79mmカット、ナット幅を厚くし、ナット上で各弦ごとにピッチを調整した改造が施されています。ネックは綺麗なストレートで弦高も現代向きの弾きやすいセットアップで弾き心地も素晴らしくストレスがありません。手入れや改造箇所も多いため高騰が進む中、同年個体に比べややお手付けしやすい価格です。Grand Oply製カーボンハードケース付属。
Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda(Replace)
Fingerboard Inlay:Dots(Pearl)
Rosette:Black&White
Binding:Tortoise Color
Machine Heads:Waverly 4060
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42mm
Scale:632.5mm
Case:Grand Oply Carbon Hard Case