独自の工法と方法論で高品質のアコースティックギターを製作している長野県松本市の老舗ブランド"ヘッドウェイ"。多くのアコースティックギターファン、ミュージシャンたちに支持される日本製ギターを代表するブランドのひとつです。本器は当時の楽器店オーダーによって製作が行われたカスタムのOMスタイル”HO-Custom”。2007年製USED品。シトカスプルーストップ、ホンジュラスマホガニーサイド&バック、ホンジュラスマホガニー1Pネック、エボニー指板&ブリッジ、ゴトー510ペグ、パールドット指板ポジションインレイ、30s特有のダルメシアン柄ピックガード、ヘリンボーントリム、べっ甲柄バインディング、スキャロップドXブレイシング。HEADWAYのレアモデルCW117、トニーライスやクラレンスホワイトが使用していたラージサウンドホールD-28を基にしたモデルでした。オリジナルは1935製、聖杯とも呼ばれる伝説的な個体です。そのルックスをOMサイズに落とし込み、マホガニーサイドバック仕様や若干のアレンジを施したのが本器。バックストリップやトリムは28スタイル、バインディングと指板インレイはスタイル18、サウンドホールはラージ仕様となっています。サウンドホールがラージの為、ブレイシングを覗くとホールに近く、一見するとフォワードシフトではないかと錯覚してしまいます。ブリッジはあえてショートサドル仕様、後にP.Uの搭載も容易な仕様とされています。ロングスケールらしくハリのあるサウンド、快活とした響きと乾いたトーン。マホガニーらしい明るさと甘さを備えています。ラージサウンドホールの影響か、音の広がりを感じられ、ふくよかな響きとやや腰の高い音色を堪能できます。ヘッドウェイ特有の輪郭感のある響きは元より、スキャロップによってやや硬質さを和らげられた音色。ドライブ感のある響きが心地よく、プレイスタイルを問わずに扱いやすいミックス仕様の1本です。ボディサイド1弦側下部に当てキズによって白くなった箇所、ボディトップ1弦側ショルダー箇所とボトム箇所に僅かな当てキズ、6弦側サイドの角に僅かな当てキズが見られますが、その他にはピックガードに薄い弾きキズと全体的に極僅かな拭きキズが見られる程度でキレイなコンディションをキープされている本器。ネックに定評のあるヘッドウェイだけにネックコンディションも抜群の状態、プレイスタイルを問わないOM18スタイルの1本です。拘り貫いた設計や技術、独自の思想を具現化し続けるヘッドウェイ。国内に工場があるため修理などのサポートを受けやすいのもメリットの一つと言えるでしょう。拘りが強いヘッドウェイが誇る技術の高さ、是非ご体感下さい。
オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Solid Sitka Spruce
Side:Solid Hoduras Mahogany
Back:Solid Hoduras Mahogany
Neck:Hoduras Mahogany 1P
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Gotoh 510
Fingerboard Inlay:Dots(Pearl)
Rosette:Herringbone
Binding:Tortoise Color&Herringbone
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:644mm
Case:Original Hard Case