いつの時代も変らない憧れ『Martin Guitar』。今なおヴィンテージギターとして愛され続けるマーティンギターは、近年の優れた技術により数々のモデルが復刻されてきました。その中でも抜群の完成度を誇り近年注目を集めるのが『Authentic Series』。本器は、1937年製の”OOO-18"を忠実に復刻した”OOO-18 Authentic 1937"。2008年製極上USED品。目幅の揃った美しいアディロンダックスプルーストップ、ジニュインマホガニーサイド&バック、ジニュインマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、オリジナルナット&サドル、ウェバリーオープンバックペグ、ハカランダ化粧板、ドット指板インレイ、塗り込みデルマーピックガード、べっ甲柄セルロイドバインディング、スチールTバーロッド、ニカワ接着、トップ構造は1937年式のスキャロップドXブレイシング。20年代から30年代にかけては鉄弦仕様へと移行するために細やかな仕様変更が行われていた時期。その過程の中でOOO-18は一度生産が終了し、1934年には14Fジョイントで生産再開、36年にはべっ甲柄バインディングの採用が行われゴールデンエラらしいルックスが完成しました。本モデルはヴィンテージマニアの中でも人気の高い、1937年製ワイドネック最終期の14fジョイント仕様の復刻モデル。ヘッドの厚みやバックストリップ、指板の厚み、側板の割れ止め、指板エンドとブリッジ形状など、細部に渡るまでが忠実。シリアルスタンプも当時そっくりにデザインされたマニアックなリメイクギター。マホガニー特有の乾いたトーン、ブライトで音抜けの良いサウンド。そこに情報量の多く密度の高い音色、太いサウンドと艶やかな倍音感。ふわっと広がる空気感を含んだ音色は心地よく、幻想的な様相を見せます。立ち上がりの速さ、タッチによる強弱への追従性とフィーリングにおいても圧倒的。現代マーティンの技術力の高さ、憧れのマーティンサウンドを存分に体感できる1本です。過去バインディング剥がれを修正した跡がボディバック側両くびれに見られますが、うち1弦側には僅かタッチアップしたような跡は見られますが、使用上問題はございません。バインディング剥がれはマーティンでよく見られるモノの為致し方無いと言えるでしょう。ボディバック面のセンターからやや6弦側の2か所薄い当てキズこそ見られるモノの、その他には薄い弾きキズがピックガードとその周辺に見られる点や、ボディサイドバックに布擦れによる薄い擦れキズ程と非常にキレイなコンディションをキープされている本器。Tバーロッド仕様の為チューニング時は僅か順反りとなりますが、弾きづらさを感じることはなく非常に良好な演奏性を誇る1本です。当時の製造工程を研究し、完全な手作りで再現したギター。近年モデルの中でもコレクタブルな1本です。お見逃しなく。
オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Solid Adirondack Spruce
Side:Solid Genuine Mahogany
Back:Solid Genuine Mahogany
Neck:Genuine Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly/Nickel
Fingerboard Inlay:Abalone
Rosette:Black&White
Binding:Tortoise Color
Pick Guard:Delmer Tortoise Color(Under Finish)
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:632.5mm
Case:Original Hard Case