masaru Kohno
No.20 1980
名工"河野賢"氏のハカランダモデル"No.20"。1977年製、グッドコンディションの1本。
日本を代表する名工"河野賢"。1949年からギター製作を初め、1960年にスペインの伝統を理解し、技術を高める為アルカンヘル・フェルナンデスの工房に6ヶ月間滞在。1967年にベルギーで開催されたエリザベス・コンコース国際ギター製作コンクールで金賞を受賞。日本のギター製作技術の素晴らしさを初めて世界に伝えた第一人者とも言えます。本器は"No.20"、1980年製USED品。河野氏のギターは80年代より力木構造が変化していきますが、本器は変更前の左右非対称のファンブレイシング構造。スプルーストップ、ハカランダサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板、ハカランダブリッジ、オリジナルモザイクトリム/口輪、カシュー仕上げ。自然環境の奏でしっかりとシーズニングされた材料が使われ、非常に狂いの少ない楽器としても認知されています。手にとって抱えるだけでもその頑丈で精巧な作りが感じ取れます。端正且つ力強く、躍動感溢れる音色。太い出音で深みがあり、サウンドバランスの整った出音が魅力。輪郭のはっきりとした瑞々しく伸びやかなトーンが特徴的なサウンドです。バック面にうっすらとした塗装の白濁、全体的に表面的な打痕や擦り傷、ネック裏の積層箇所に塗装引けがございますが演奏には支障ない程度のものです。40年以上の経過はみられますが割れなどの大きなキズや手入れは見られず、演奏性も良好です。世界のトップミュージシャンから高い評価を得ているクラッシックギター。ベテラン製作家の作品をぜひお手元にご体感ください。オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX++
表板:スプルース
側板:ハカランダ
裏板:ハカランダ
指板:エボニー
下駒:ハカランダ
指板幅:52mm
弦長:650mm
オリジナルハードケース付属