格別の000-45。戦前期を離れ1970年より製造を再開したOOO-45(14Fret)ですが、その生産本数は極めて少なく希少です。本器は1991年にカスタムされ製造された希少な1品。70sの意思を継いたSQロッド、ソリッドアバロンインレイ、贅沢にハカランダをサイドバックに使用した極上品です。トップに端正でなめらかな肌の最高級スプルース、サイド&バックのハカランダはこの時代のマーチンによく見る追い柾目で淡い褐色の材料が使われています。マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、オリジナルシャーラーペグ、ソリッドアバロンロゼッタ&ボディー全面パーフリング、ヘキサゴン指板インレイ、モザイクバックストリップ、バーチカルヘッドロゴ、ハカランダ化粧板、スクエア(SQ)ロッド、ノンスキャロップドXブレイシング。可能性を最高点まで引き上げるための素晴らしい材料と一つ一つ丁寧に植え込まれたエメラルド色の強いソリッド貝の細工。豪奢なデザインには特別な想いを寄せている方も多いと思います。ドレッドノートが持つダイナミックさとはまた一線を画す繊細さを持ち、これまたヨンゴの持つもう一つの顔とも言えます。最高級に求められるスムースな立ち上がりや洗練されたバランス感はもちろん、最近流行のギターにはない、スジの通った太い出音が特長です。この個体は密度の高い奥行きのあるパワー感も持ち合わせています。ネック、ボディを含めるコンディションは文句なし。ピックガードがややオーバーサイズに交換されていますが、とても丁寧に扱われてきた個体で目を凝らしてわかるポツ傷がほんのまばらに見られる程度です。この年レギュラー品として製作された000-45はたったの3本。そもそもこの年代のこの機種は非常に生産規模が小さいので、流通は滅多にありません。そのうえ素材はハカランダ。貴重なカスタム品と言えます。オリジナル樹脂ケース(エンドポッチ陥没)も付属します。その他コンディションなど詳細はお問い合わせ下さい。

Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Schaller/Gold
Fingerboard Inlay:Abalone
Rosette:Abalone
Binding:White
Pick Guard:Black(Replace)
Pick up:none
Nut width:42.9mm
Scale:632.5mm
Case:Original Hard Case