アーチトップモデルとして製造されていたL-1が1926年より元祖ギブソンフラットトップモデルとして登場し1937年に製造を終了。本器はボディーサイズが13.5"から14.75”に変更され、12Fジョイントをキープした1930年から1931年に製造された貴重な仕様の一品。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、リプレイスされたエボニー指板、ハカランダブリッジ、5-7-9-12-15ドット指板ポジション、3プライロゼッタ、牛骨ナット、オリジナルの3連オープンペグはつまみのみ交換、THE GIBSONヘッドロゴ、 サンバーストフィニッシュ、バインディング無しの指板、12フレットジョイント仕様。14.75”のワイドボディーL1でしか味わえないディープな立ち上がりとヌケ感の良いサウンド。30sギブソン特有の面鳴りで音止まりのない弾けるようなサウンドを持ち合わせます。指板交換を含めたネックリセットがしっかり施されており、とても美しいストレートネック。トップの膨らみもほんのわずか程度、この年代とは思えない高いプレイアビリティーを持った状態にレストアされています。ボディーのコンディションも良好でセンターシームよりやや1弦側よりにクラック修正痕はみられるものの、年代を艦見ても小傷は各所あれどよい状態をキープ。ネックは演奏面を考慮して程よく薄掛けのオーバーラッカーがほどこされているものの、ボディーはオリジナルの塗装をキープ。サウンドに影響する肝となる部分はセンス良くキープしています。弦高も低めで弾きやすい状態を確保しながらもサドルマージンはしっかりと残した状態をキープ。ローポジションに限らず、この年代のサウンドを欲するまさにプレイヤーのためのギターと言えるでしょう。ミドルからハイポジションでの汎用性も高く秀逸でブルースに限らず、戦前のトラディショナルなジャズにも対応できるレンジ感を持った実機。まずはお手に取ってお試し頂きたい一品です。汎用ハードケース付属。
Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony(Replace)
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Open 3 Per Plate
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:3 Ply
Binding:White
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:635mm
Case:Hard Case