1916年にサミュエル・K・カマカが創業して以来、ハワイアンウクレレメーカーのトップブランドとして地位を君臨し続ける「カマカウクレレ」。「If you make instruments and use the family name, don't make junk.(もし楽器を作って、家系の名前を付けるなら、ジャンク品は作るな)」というカマカ一世の言葉通り、クラフトマンはその信念を受け継ぎ楽器を製作しています。ハワイの文化の中で培われた職人達の技術と精神、徹底した品質管理により長年変わらない音作りを続け、創業から100年以上経った現在もその魅力は失われることなく多くのプレイヤーに愛されています。本器は世界的なウクレレ奏者オータサンことハーブオオタ氏も愛用していたモデル”HB-2D”。2008年製のUSED品です。3Aハワイアンコアボディ、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ベルシェイプボディ、ロープトリム、メイプルバインディング、オリジナルフリクションペグ、セミロングスケールベルシェイプ。デラックスモデルはスタンダードよりも杢目の入ったカーリーコアを使用、製作も許可されたごく一部の職人しか出来ない特別なモデルです。メイプルウッドバインディングに加え、トラディショナルなロープデザインの木細工がトリム、ロゼッタに施されており、非常に細かな職人業が光ります。このモデルに関してはスケールが通常のコンサートより長く、テナーやコンサートロングネックより短い特殊スケール、言わばセミロングネック仕様。このボディシェイプ独特のマイルドな胴鳴りやふくよかなサウンドが合わさり、特に単音に存在感を感じます。華やかなルックスを眺めて良し、そして弾いて良しの1本です。ボディサイド1弦側くびれ上部に光に透かすと僅か分かる程度の当てキズが見れるのが非常に惜しい点、ぱっと見では導管のようにも見える程です。その箇所以外ではヘッド4弦側先端箇所に当てキズ等僅かな使用感が見られますが、全体を通して薄いクロスでの拭きキズ程度と年式を考えると非常にキレイなコンディションをキープされている本器。ネック周りの演奏性、セッティング等も整えられた弾きやすい1本です。手の込んだデラックスモデル、中々出回りの少ない美品レアモデル。お探しだった方は是非お早目に!
汎用ハードケース付き。
Condition:EX++
Top:Solid Hawaiian Koa
Side:Solid Hawaiian Koa
Back:Solid Hawaiian Koa
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Original friction
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Rope Design
Binding:Maple&Rope Design
Pick Guard:None
Pick up:None
Nut width:35mm
Scale:406mm
Case:Hard Case