通称"キング・オブ・フラットトップ"と称されるギブソン"のトップモデル"SJ-200"。1937年に製造が開始されて以来、ギブソンの花形として数々のスターに愛用されてきた名機です。本器は1959年製のJ-200SB。スプルーストップ、メイプルサイド&バック、メイプルネック、ハカランダ 指板&オープンムスタッシュブリッジ、グローバーロトマチックペグ、パールヘッドロゴ、パールクレスト指板インレイ、オリジナルピックガードは絵柄も殆ど削れがありません。ノンスキャロップドXブレイシング。61年以降のチューンOマティックサドル期のサウンドとは一線を画しています。枯れ感のあるしゃがれた音像にパンチの効いた骨太なサウンド、ボディー全体のバイブレーションが強くローの低い部分と高音のクリスピーな部分が上手く共存し、膜感のないストレートな抜け方をします。60sのコンプ感の効いたサウンドも魅力ですが、一層BEEFYで媚びないサウンドがこの時代の特徴です。59年からのグローバーの採用とノーマルスロットサドルをキープしたLATE50sまでのスペックだからこその唯一無二1959年サウンドだと感じます。製造本数も少ないため、良個体は中々市場ではお目に掛かりません。ピックガード内側上面サウンドホールに掛かる箇所のピックガードクラック修正、ヒール付近のネックカーブ3層ネック部の継ぎ目に沿ったわずかなタッチアップとヒールから両ショルダーにかけての部分的なオーバーラッカーが見られますがネックヒールカーブ部にストラップピンの埋め跡を隠すものだと思われます。内部ラベルはシリアル部分を残して剥がれが見られます。ネックは過去にリセット済み、ネックも綺麗な状態をキープしており、とても弾きやすくセットアップされています。サドルマージンも残り高十分で安心です。サウンドホール周りの傷や全体的な小傷やラッカーチェックは多く見られますが、ボディー部の割れは前述のガードクラック修正のみ。とても良い状態でキープされています。ペグはオリジナルですがオリジナルのスモールワッシャーから少し後の時代の大きめのワッシャーに変更されてます。まさに出た時が買い時のヴィンテージJ200。大変貴重な1959年製。嬉しいギブソンメダル付オリジナルの50Sブラウンハードケースも付属です。ぜひお早めに。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Curly Maple
Back:Solid Curly Maple
Neck:Curly Maple
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Fingerboard Inlay:Pearl
Machine Heads:Grover/Gold
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:Original Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42.5mm
Scale:647.7mm
Case:Original Brown Hard Case