九州・久留米にある少数精鋭の一貫手工工房"ASTURIAS" (アストリアス)。そこで生産の過半数を占めるクラシックギター製作を支え続けた辻渡氏。アストリアスにて40年以上ものキャリアを積み、現在は定年を迎え現役から退かれていますが、その技術、設計は現在にも引き継がれております。本器は辻氏が製作されていた頃の1本。シダートップ、ローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板、ローズウッドブリッジ、ゴールドペグ、モザイクロゼッタ、メイプルバインディング、ウレタン仕上げ。シダー特有の立ち上がりの良い豊かな響き、ローズウッドの持つ重厚さとあいまって柔らかくもきらびやかさを放つサウンドです。トラディショナルなクラッシック曲のみならず、合奏やアンサンブルで音量が欲しい方にはおススメです。ボディトップ6弦側ロウワバウトに塗装がめくれ木部の露出が見られますが、内部まで貫通はしておらず表面的なものでご使用に支障はございません。ヘッドやネック裏、ボディの所々に打痕や弦飛ばし傷など全体的に使用感は否めませんが、演奏性は整えられており、標準的なセットアップです。現在も同名モデルが"ASTURIAS"名義で製作されていますが、本器は"Wataru Tsuji"のラベルとなっています。これからクラシックギターを始められる方、しっかり使えるお手頃のクラシックギターをお探しの方は是非お試しください。汎用ハードケースが付属します。
表板:杉
側板:ローズウッド
裏板:ローズウッド
棹 : マホガニー
指板:ローズウッド
下駒:ローズウッド
指板幅:52mm
弦長:650mm
ハードケース付属