国産アコースティックギターの第一号機として1966年10月に発売された"FG-180"。今では赤ラベルの通称でファンに愛されるお馴染みのモデルとして広く知れ渡っています。本器は国産ヤマハ現代技術の粋を集め、赤ラベルFGの集大成を謳うモデル"The FG"。2002年製のUSED品です。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ローズウッド指板&ブリッジ、オープンバックペグ、ブラックピックガード、ローズウッドバインディング、エボニーブリッジピン、オリジナルアルミロッドカバー、長体ヘッドマーク、ネックヒールピン増設。当時の赤ラベルFG-180の基本デザインを継承し、ギター作りに関する豊富なノウハウと最新技術をすべて投入して作られたギター。人気の高い時期赤ラベルを筆頭にアルミのロッドカバー、オープンバックのペグやピックガードの質感等を継承し、力木の形やディティールも当時の物によく似せられています。当時の仕様を踏襲しながら現代的な部分も織り交ぜて製作されており、ネックの形状やオール単板等当時とはまた異なった魅力を与えられています。楽器自体は驚くほど軽量で、音ヌケの良いブライトな音色が売りのモデル。ヤマハらしい上品さを持っており、軽快でカラッとした乾いたサウンド。音の芯もハッキリとした明瞭な音色は得意不得意を感じることが無く、握り込んでのストロークプレイはもちろん幅広く使える汎用性の高さも魅力の1つ。廃番となった今現在でも人気の高いモデルです。ボディトップ面6弦側くびれ付近に当てキズが2箇所見られる点、ボディバックにはバックルキズが見られ、サイドには6弦側ロウワバウトに1ヶ所当てキズが見られるなど使用感が感じられますが、その点を除けばピックガードの弾きキズや細やかな擦りキズと年式を考えると比較的キレイなコンディションを保たれた1本。ネックコンディションは良好で弾きやすい演奏性をキープされた個体です。惜しくも生産完了となりましたがまだまだ人気の衰えを知らないFGの集大成モデル。ヤマハらしいサウンドを響かせてくれる1本、是非ご検討下さいませ。
汎用ハードケースが付属します。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Rosewood
Machine Head:Original/Chrome
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:Rosewood
Pick Guard:Black
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:634mm
Case:Hard Case