FG-180は国産アコースティックギターの第一号機として1966年10月に発売されたヤマハ製フォークギター。赤ラベルの呼び名でファンに愛されるお馴染みのモデルが、リリースから五十周年を迎える2016年に当時の雰囲気を残しながら現代のギターとして進化した姿で限定発売されました。本器はその"FG180-50th"、400本製作された内の1本です。2015年製造シリアルのUSED品。トップに既に高い評価を得ているARE処理を施したシトカスプルース、サイド&バックはマホガニーでオール単板。マホガニーネック、ローズウッド指板&ブリッジ、オリジナルオープンバックペグ、平体ヘッドロゴ、記念刻印入りオリジナルロッドカバー、ラージドット指板パールインレイ、オリジナルピックガード、スキャロップドXブレイシング、オリジナルを再現した飴色のカラーリング。赤ラベル期の特徴である平体ヘッドロゴやロッドカバー、当時と同じピックガードの形状と厚み、なによりも赤ラベルで復刻している点も拘りを詰め込まれていることが窺えるディティール。あの頃の赤ラベルの雰囲気を上手く再現したルックスにはファンの方にも納得頂けるであろう仕上がりです。古き良きを踏襲しながら随所には現代版としてのアップデートを施しており、トップ材には既に評価の高いA.R.E処理を採用しトラスロッドにはシビアなセッティングにも対応できるダブルアクションを採用しています。さらにはFG180の極初期に存在していた単板仕様で製作されており、より贅沢な仕様と言えるでしょう。また新たにデザインされたスキャロップドブレイシングを採用し、力強い中低音と素早いレスポンスを実現。オリジナルFG-180の音色の雰囲気を残しながら、表裏側板すべてを単板で作り上げることで豊かな響きを獲得しています。復刻でありながら進化版とも言える現代版FG180。ボディトップ面6弦側くびれ箇所やボディバック6弦側のロウワバウト箇所に光に透かすと分かる程度の薄い当てキズが見れる点やボディエンド付近に極小さな当てキズが見られるものの、その他にはピックガードの薄い弾きキズやクロスで拭いたような線キズが若干見られるほどと全体を通して使用感の少ない状態を保っている本器。ネックコンディションも良好な状態をキープしており、やや低めのアクションにセッティングされた非常に演奏性の高い状態の1本です。FG-180の誕生から五十年の節目を記念する400本限定生産品。新品時にお買い逃がしをされた方にもぜひおすすめです。是非ご検討下さい。
汎用ハードケース付属
Condition:EX++
Top:Solid Sitka Spruce(A.R.E.)
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Rosewood
Machine Head:Original/Chrome
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:Black&White
Pick Guard:Original(1960's FG-180-style)
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:650mm
Case:Hard Case