“家入慈郎”氏が手掛ける完全ハンドメイドの”Purity Ukulele”。2002年よりウクレレ作りを開始し、倉知巌氏に師事。2007年愛知県日進市にて「Purity Ukulele」のブランド名で製作を開始、2018年からは神戸市へ移転し現在も製作を続けております。本器はソプラノとコンサートの中間サイズ、ハーフサイズにてマンゴー材を使用して製作された”H-034”。2010年代製USED品。マンゴーボディ、マホガニーネック、ローズウッド指板、エボニーブリッジ、べっ甲柄バインディング、ローズウッドヒールキャップ、マンゴーヘッド天神板、ローズウッド&ヘリンボーン&パールダイアモンドインレイロゼッタ、ドット&ダイアモンドパール指板インレイ、0フレット仕様、ゴトー製UPTペグ搭載。楽しい時も苦しい時もあなたのそばで癒しの音色を奏でてくれる純粋 (Purity)で友達の様なウクレレであってほしい、との願いを込めて命名された本ブランド”Purity(ピュアティ)”。ハワイで生まれたウクレレという楽器に日本のテイストを織り込み、弾きやすさやハイポジションの伸びや澄んだ音色等の実用性に重きを置いた設計。木の温もりを感じるデザインや弾くほどに愛着の湧く楽器をコンセプトに製作されているハンドメイドウクレレです。本ブランドの特徴の一つにクラシックギターなどでよく採用されるスパニッシュ製法を採用したネックジョイント、0フレットが挙げられます。通常ネックとボディを別々に製作し接合しますが、スパニッシュ方式は延長したネックエンドにボディサイドを食い込ませる形。ネックとボディが別々のモノではないため、全体の一体化を狙った設計が行えます。0フレットはナットとフレットの材質が異なることによるトーンの変化を防ぎ、均一なトーンや正確なピッチ感にクリアなサウンドなどのメリットを持ちます。上記の点から実用性を高められながら、ルックス面では木材の箇所が多いナチュラルな風合いを持たされたウクレレに仕上がっています。本器は比較的良く使用される材であるマンゴー材の明るい色合いに心穏やかにされる1本です。マンゴー材はふくよかさや柔らかさのあるサウンドに特徴のある材。木材としては比較的硬めな材と言われますが、マンゴー材を使用したウクレレではボリューム感の多さや膨らむような音の出方、耳にキンとしない柔らかい音色を感じられます。暗い雰囲気は無く明るいサウンド、果物のマンゴーと同じく南国の明るくおおらかなイメージを体現したような雰囲気を持っています。ゆったりと柔らかく弾いても良し、歯切れよくパーカッシブに弾いても良し、オールマイティな1本です。ヘッド裏先端箇所に極小さな当てキズが見られるのが惜しい点。その他はボディトップ面指板の左右に光に透かすと僅か見える薄いストラミング跡こそ見られますが、大きな使用感も見られずで非常に良好なコンディションをキープされている本器。ネックコンディションも良く、演奏性も整えられた1本です。実用性の高められた設計、心温まるデザイン、製作家の作るウクレレとしてはリーズナブル。独自の工夫やエッセンスが加えられたウクレレ、是非ご体感下さいませ。
オリジナルギグケースが付属します。
Condition:EX++
Top:Solid Mango
Side:Solid Mango
Back:Solid Mango
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Ebony
Machine Head:Gotoh UPT
Fingerboard Inlay:Dots&Diamond(Pearl)
Rosette:Rodewood&Herringbone&Diamond(Pearl) W&B
Binding:Tortoise
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:35mm
Scale:384mm
Case:Original GIG Case