1975年から1983年まで生産されていたN(NEW)シリーズのフラグシップモデルN-1000。中島みゆき氏のデビュー直後の愛用で知られており、CDジャケットなどでその姿を見ることが出来ます。本器は中島みゆき氏の使用していたモノと同じく前期スペックの1本。1970年代製USED品です。エゾ松トップ、ハカランダサイド&3Pバック、マホガニーネック、黒檀指板&ブリッジ、オリジナルペグ、オリジナルパール指板インレイ、オリジナルピックガード、ノンスキャロップド・エックスブレイシング、L.R Baggs Anthem搭載。「弾き込むほどに野性味を増していく」を謳い文句に登場したNシリーズ。他モデルと比較してなだらかな曲線、シリーズを象徴するNロゴ、個性的なブリッジ形状やロッドカバーにピックガードを纏って製作されていました。N-1000はそのラインナップでも最上位のフラッグシップ。同時期のヤマハ他モデルと同じく前期後期が存在し1980年を境に仕様が変わります。本器はシリアルナンバーが消えかかっており製造年の特定はできませんでしたが、スペックから70年代製としています。馴染みのあるネックグリップ、サウンド。ガラスを割ったようなとも形容されるこの時期特有の澄んだ音色成分とジャキジャキとしたサウンドが同居するTheヤマハサウンド。パワフルにクリアに響き、ややラウドでフォーキーなサウンドを奏でてくれます。中毒性のあるこのサウンドに馴染みのある方も多いでしょう。後付けにてL.R Baggs Anthemを搭載。アンダーサドルピエゾ+マイクのデュアルピックアップシステム、音の芯を捉えるピエゾと空気感や煌びやかさを拾い上げるマイクを任意でミックス出来る優秀なシステム。バッテリーチェッカーで電池残量も確認でき、現代では定番となったL.R Baggsのフラッグシップモデルです。オールマイティさや生音の再現性の高さ、シンプルな操作感など汎用製品としては別格とも言えるピックアップでしょう。2弦の真下辺りにブリッジからサウンドホールにかけてピックガードクラックが入っていた跡が見られますが修正されており、問題なく使用できます。その他当てキズや細やかな擦りキズ等年代相応の使用感が見られますが、まだまだ使用していけるコンディションを保った個体。ネックコンディションやセッティングなど整えられておりピックアップも搭載された実戦仕様と言える1本です。現在では製造されていないNシリーズ、そのフラッグシップ。日本の音楽シーンで長年活躍しているアーティストのデビュー直後を彩ったモデルです。出物が少ない為お探しの方はお早めに、是非お手元でご体感下さいませ。
オリジナルハードケース付属
Condition:EX+
Top:Solid Ezomatsu
Side:Jacaranda
Back:Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Original/Gold
Fingerboard Inlay:Pearl
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:651mm
Case:Hard Case