1902年に創業したばかりのGIBSON社、その初期ラインナップから存在していたL-1。当時はアーチトップ仕様でした。1925年には一旦廃番となり、1926年からはフラットトップモデルとして復活し1937年まで製造されていました。本器はアーチトップ期とフラットトップ期のイメージを融合させたリミテッドモデル”L-1 F-hole”。2018年製USED品。シトカスプルーストップ、フレイムメイプルサイドバック、ローズウッド指板、フローティングされたローズウッドレクタングルブリッジ、筆記体The gibsonスクリプトロゴ、MOPスプリットブロック指板インレイ、Groverオープンバッククロームチューナー、ニトロセルロースラッカー仕上げ。アーチトップではお馴染みFホール、固定されていないフローティングのブリッジ。フラットトップではサドルを牛骨で埋め込むことが馴染み深い中、両者をミックスした仕様の本器。アーチトップとフラットトップの時期を跨いできたモデルだからこそのイメージでしょう。ネックグリップはVシェイプと20年代や30年代頃のグリップのイメージを再現。当時ほど尖ったシェイプではないためオールマイティな演奏性を確保されています。サウンドも面白いことに両者をミックスしたような音色。Fホール独特のガランとしたサウンド、ロー感のやや抑えられた感覚やややトレブリーに感じられる音色。フラットトップのレンジ感の広さやファットなサウンド、それらを併せ持っています。膨らみ過ぎることのないローエンド、相対的にハイ成分が聴こえやすい音色、バランスも整っており扱いやすいサウンド。独特な響きと扱いやすさを両立させたギターと言えます。全体的に薄い擦りキズが見られるものの、非常に使用感の少ないコンディションをキープされている本器。ネック周りも抜群の状態を保たれた演奏性良好な1本です。古き良きイメージを再現しアレンジを施されたリミテッド品。ギブソンらしいクラシカルなテイストとユニークさを持った1本です。この個性は被ることがほぼ無いと言えるでしょう。人と違ったギターを持ちたい願望がある方にはまさにうってつけな1本。是非お手元でお楽しみ下さいませ。
オリジナルハードケースが付属します。
Condition:EX+++
Top:Solid Sitka Spruce
Side:Solid Flamed Maple
Back:Solid Flamed Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Bridge:Rosewood
Fingerboard Inlay:Mother-of-pearl Split Block
Rosette:W/B/W
Binding:Single-ply top, single-ply back
Machine Heads:Grover Openback Nickel
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:43.8mm
Scale:628.6mm
Case:Original Hard Case