1942年の登場より不動の人気を誇るJ-45。現在に至るまでアコースティックギターシーンのトップを走り続けるロングセラーモデルです。本機はアーティスト使用も多い50年代後期の"J-45"1957年製Vintage品。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ブリッジ、ノーマルストレートサドル、オリジナル・シン・ポインテッド・ラージピックガード、シングルリングロゼッタ、オリジナル1ライン3連クルーソンペグは近年クルーソンのダブルラインに交換、エンドピンはメタル型の別品に交換されています。ノンスキャロップドXブレイシング。55年終盤以降はノンスキャロップドXブレイシングに変更され、ADJサドルもOPTIONでオーダー可能となった時期ですが、本器はノーマルスロットサドル仕様です。サウンドも最も硬派で骨太と言われる時期のモノでナット幅もおよそ実寸で42.5mm程。ネック厚も細すぎず太すぎずと人気の高い仕様で時期により幅広く変更されるJ45スペックの中でもファンが多い時期のものです。ネックヒール真裏にストラップピンマウント、トップピックガード外側にガードクラック修正跡、バック面には下部ボトムよりの中腹よりやや6弦側箇所にヘアラインクラック修正、1弦側端にも同様ヘアラインクラック修正が見られますがどれも細く今後の使用にも外観にも殆ど影響しないレベルです。サウンドホールのガード側縁の削れ部分やガード下部の削れ傷付近に部分的にタッチアップ塗装が施されていますが音色に影響しない部分的なものです。全体的にあちこちまばらについた数々の傷や削れ、ウェザーチェックなどの具合はしっかりありますが、良い顔立ちを助長させるエッセンスです。張りのある低音で粘り弾けるような立ち上がり。曇りなくガランとしたヴィンテージギブソンならではの響きが小気味よく、弾けるようなラウドさで音量も素晴らしいです。ネックの状態も良くサドル高も十分で下げ代もあり、今後の使用も安心です。汎用ハードケース付属。

Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson/Nickel(Replace)
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:Black&White
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42.5mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case