J-45のカラーバリエーションとして定番のロングセラーモデル。ギブソンフラットトップの中でも非常に長い歴史を誇る定番モデルの一つで、J-45と同じく、数々の名演を支えてギターです。本器は1967年に製造されたナローネック、14度ヘッド角、ADJサドル仕様の一本。Late60sのJ-50はこれまでも国内外の著名アーティストが挙って愛用した名機。名実共に評価の裏付けのある人気のお品です。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、ハカランダブリッジは同型でリプレイス、オリジナル艶消しセラミックサドル、ピックガードは近年のべっこう柄のものにリプレイスされています。ダブルリングロゼッタ、ペグは実用性の高い同型のGotoh製3per Plateにリプレイス、ノンスキャロップド・エックスブレイシング。ナット幅39.5ミリネック、14度ヘッド角。ザクザクと刻みの良いブラッシング音、六十年代ギブソンのパーカッシブな音色を余すこと無く堪能できるおいしいサウンド。ミュート感がありながらも奥で広がるエアー感、コンプレッションの効いたタイトなサステイン感がこの頃のギブソンギターの特長です。トップ1弦側、ピックガード下部横付近からボトムにかけて、開きの弱いヘアラインクラック修正、ボトム付近にさらに一か所ヘアラインクラック修正、ブリッジリプレイスの際の接着跡と一部塗装のタッチアップ、サウンドホール6弦側やや削れがある部分と付近一部に極薄のオーバーラッカーが見られますが風合いは損なわれておりません。エンドピンはジャックサイズに拡張され同サイズのウッドピンがマウントされています。全体的にウェザーチェックも多く、ネック裏特にローポジションには10円玉台ほどの塗装剥がれといくつかの細かい塗装剥がれ。ヘッドは3弦ポスト近くビンテージでよく見られるヘッド角の打痕欠け、全体的に傷はやや多めの個体ですが、ネックのコンディションは綺麗なストレートで良い状態で張りがあり、素晴らしいサウンドと弾きやすい状態をキープしています。年々の高騰で中々この時代を手に入れられなかったプレイヤ―で多少の傷は気にしないという方にはコスパ含め、満足度の高い個体でしょう。付属ケースは持ち回りに最適なNAZCA製GIGケース。まさにプレイヤー目線の一品です。
Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Mahogany
Back:Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda(Replace)
Machine Head:Gotoh/Nickel Replace
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:39.5mm
Scale:628.65mm
Case:Nazca Gig Case