かつてのアコースティックギター御三家ブランドの一つギルド。1952年、ニューヨーク・エピフォン時代の職人達により産声を上げたギルド・ギター。多くのミュージシャンと契約をし、表舞台で活躍するメイドインUSAの古き良きブランドとして名を馳せていました。中でも15インチ半ほどのボディを持つ”F-30"の特注モデルはポール・サイモンが愛器としていた事でも有名、不動の人気を誇ります。本器はローズウッドサイドバック仕様のF30R NAT。1974年製USED品です。スプルーストップ、インディアンローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ブラックラージ塗り込みピックガード、MOPドット指板インレイ、オリジナルロトマチッククロームペグ、ノンスキャロップブレイシング。ギルドを象徴するラージロッドカバー。シンプルな装飾、質実剛健なスタイルは媚びることのないギルドの職人気質を感じさせます。その気質はサウンドにも表れており、無骨で重量感のある音色は健在でギルドらしい重く硬派なサウンド。ピアノを思わせるような深みのあるサウンド、スーッと伸びて行くサステイン、レンジ感こそ広くありませんがこの時期特有の芯の強さや太いサウンドは病みつきになります。ストロークでは重く迫力抜群なサウンドを、フィンガーでは太くクリアなサウンドを響かせてくれます。年代相応の弾きキズによる木地が見えている箇所や当てキズ、細やかな擦りキズこそ見られるものの塗装表面の水分に反応している箇所もネックに僅かと少なく比較的キレイなコンディションをキープされている本器。板の割れも見られず、ネックコンディション良好でセッティングも現代仕様に整えられた１本。サドルマージンも残っているため多少の調整幅も残されている演奏性良好と言えるギターです。ギルド所有者の方はポールサイモン氏よりの影響を多大に受けている方が多く、F30に憧れる方も多いかと思われます。是非この機会にお手元にいかがでしょうか。
オリジナルハードケースが付属します。

Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Rosewood
Back:Solid Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Original Rotomatic/Chrome
Fingerboard Inlay:Dots/MOP
Rosette:Black&White
Binding:Black&White
Pick Guard:Black
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:650mm
Case:Original Hard Case