アメリカのハワイアンブームを火付け役にウクレレのメイン製造より数年遅れた1918年から作り始められたSTYLE-28のコアモデル。中でもヘリンボーントリムを配したO-28Kモデルはフラッグシップのモデルでした。1923年より正式にカタログ掲載がされ公に販売開始。その後メインの製造は1931年までとなり、1933年にはプライスリストからなくなりました。わずか15年あまりでおよそ640本ほどしか製造されなかった幻の名器でもあります。本器は1927年製。大きめのフィギャード杢が特徴のオールコアウッドボディ、マホガニーネック、エボニー指板&ストレートブリッジ、彫金オリジナルスロットペグ、ハカランダ化粧板、アバロンスクエア指板インレイ、バーフレット、スキャロップドXブレイシング、エボニーロッド。艶がありかつクリスピーな反応と抱擁的な空気感を持つサウンド。100年近い個体ですが、プレイコンディションも良好です。トップブリッジ下のヘアラインレベルのセンターシーム開き修正、バック面最下部モザイクに沿って縦に6cm程のクラック修正、かなり古い年代と見られる塗膜に違和感のない極薄の全体的なオーバーラッカー、1弦側サウンドホールから指板横の塗装の剥がれ、ネック裏全体的な塗装剥がれ、それほど気にならないレベルのブリッジ剥がれ再接着跡、全体的にも数多の小傷こそ見られますが、年代を考えると良い状態がキープされています。同18Kと比べても、見た目の華やかさ・豪華さは流石の貫録です。出物は多くありませんので良質な物をお探しだった方は是非要チェックして下さい。その他、詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。
Condition:EX+
Top:Solid Flamed Hawaiian Koa
Side:Solid Flamed Hawaiian Koa
Back:Solid Flamed Hawaiian Koa
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Fingerboard Inlay:Abalone
Rosette:White&White
Binding:Ivoroid&Herringbone
Machine Heads:3-on-plate w/Ivoroid knob
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:47mm
Scale:630mm
Case:Hard Case