マーチン"D-45"はカントリーシンガー"Gene Autry(ジーン・オートリー)"からのからの特別オーダーから生まれたマーチンギターの最高級機種。1968年にマイク・ロングワース氏によって復活を遂げ、後のフォークシーンに多大な影響を与えました。本器は1973年製で、人気の高い70s"45"モデルの中でも一際人気の高い、憧れのジャーマントップが採用されている時期の1本です。褐色しない淡い黄色味が美しいジャーマンスプルーストップ、真っ直ぐ目のそろった杢のローズウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ミルクボトルゴールドグローバーペグ、バーチカルヘッドロゴ、アバロンヘキサゴン指板インレイ、アバロンロゼッタ&トリム、オリジナルブラックピックガード、スクエアネックロッド。ネックヒールサイドにストラップピンマウント、ピン替えのため、付近に埋め加工あり、伴ってネック裏全体がオーバーラッカー処理されておりますが大きく質感が異なる事もなく、べたつきなくクリーン使用出来るよう整えられています。ボディートップブリッジ下からボトムにかけてセンターシーム付近の剥がれ修正あり。見た目は残りますが裏面からもしっかりクリーク処理されており、サウンド面には影響ありません。ピックガードはリプレイス。無理なオーバーサイズではなく、ガード下の木肌部分に沿ったサイズ感でリプレイスされています。アンダーサドルタイプのピックアップ取付歴あり、現在は取り外され、加工されたエンドピン部はエンドジャック同サイズの牛骨ピンがマウントされています。ナットサドル、フレット交換とプレイコンディションはしっかりと整えられており、サドルマージンをしっかりと残して弾きやすい弦高を維持。小さな打痕やわずかなラッカーチェックなどは見られますが、上記定例箇所以外は目立った使用感も薄く、とても大事に手入れされてきた楽器だと伺えます。ボディー面はオーバーラッカーなどもなくオリジナルフィニッシュをキープ。ストロークすればその音量と倍音に包まれ、爪弾けばきらびやかな45ならではの美しい音色が響きが渡る。ジャーマントップでしか味わえない密度の高い45サウンドを余すところなく堪能できます。1974年までの限られたジャーマントップ期のD45は年々入手困難となっており、往年フォーカーなら一度は夢見るギター。人生は一度、悔いなく手にしたい名器です。マーチンブルーケース付属。

Condition:EX
Top:Solid German Spruce
Side:Solid Indian Rosewood
Back:Solid Indian Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Fingerboard Inlay:Hexagon(Abalone)
Rosette:Abalone
Binding:White&Abalone
Machine Heads:Grover/Gold
Pick Guard:Black/Replace
Pick up:none
Nut width:42.9mm
Scale:645.2mm
Case:Original Blue Hard Case