Lシリーズの新製品として1912年に発表されたモデル。16インチローバウトボディー、初期製はサウンドホールを配したランドトップモデルでしたが、1935年よりFホール仕様にモデルチェンジ、1956年のディスコンまで人気を博したギブソンアーチドモデルの人気機種です。本器は1949年製、サンバーストより個体が少ないナチュラルモデルです。単板削り出しのスプルーストップ、メイプルサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板&ブリッジ、ボディー&指板ホワイトセルバインディング、Fサウンドホール、1947年より採用されたダブルパラレログラムパーロイド指板装飾、ブラックピックガード、ペグはオリジナルよりオールドミルクボトルGroverにリプレイス、ブロックMOPヘッドロゴ、オリジナルフレット。合板を使用した下位機種の音色とは一線を画した芯の強い音色、一音一音の膨らみは太くノスタルジックにメロディーラインを奏でます。コード感も秀逸でオールド品でしか味わえない角が程よく取れた弾きこまれたサウンドは耳あたりが良く、自然と体がスウィングします。バック中心1弦側端部分に2本ほどマイナークラック修正跡がありますが綺麗に補修されています。使用にも全く問題ないレベルです。その他全体的なラッカーチェックや小傷は見られるものの大変良い状態をキープしたボディーコンディションです。ネックも大変良い状態をキープ、綺麗なストレートでオリジナルをキープしたフレットもローポジションのわずかな減り程度で問題なく使用できまだまだ余力があります。ナットもオリジナルデルリンをキープしています。汎用ハードケース付、詳細はお問い合わせ下さい。
Condition:EX++
Top:Solid Spruce
Side:Maple
Back:Maple
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Replace Grover
Fingerboard Inlay:Double Parallelogram Perloid
Binding:White
Pick Guard:Black
Pick up:none
Nut width:43mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case