J-45のナチュラルカラーバリエーションモデル"J-50"の1963年製。六十年代中期、見本のようなサウンド。とても気持ち良く響いていると思います。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ハカランダ指板、ブリッジ、アジャスタブルサドル、オリジナルクルーソン3per Plateワンラインペグ、オリジナルベッコウ柄セル塗り込みラージピックガード、ダブルリングロゼッタ、ヘッド角17度、ナット実寸幅42.5ミリ、ノンスキャロップド・エックスブレイシング。ショートスケールと16インチのフルボディから成るワイルドな音色はギブソンフラットトップの代名詞といえます。J-45同様アジャスタブルサドルを採用していた時代の中でも65年半ば以降からの14度ヘッド、ナローネック時代の物とは評価が異なります。そして63年-64年までに見られるプラスティックブリッジは独特の抱擁感があります。3点のネジ止めでトップ面が解放的でブリッジ接着によるトップ面の押さえつけがない設計からこそ感じられる独特の音ヌケ感です。強いコンプ感とまとまり、パーカッシブな感触を合わせ持ちます。ややハードな環境で愛用されていたのか、バック面に10数か所の割れ修正痕と多めの修正があります。その他トップ面端箇所のクラック修正、演奏に支障がないレベルのややトップの膨らみや多くの小傷など見た目にもかなり使い込まれていますが、しっかりと修理されており使用には問題ありません。ネックのコンディションは大変良好でプレイコンディションは抜群。弾きこむプレイヤーには前述の傷の程度など気にならないほどに演奏性が高い個体です。値段も加味されたもので今の市場価格ではまず手に入れられない設定でしょう。この時代の良音を手に入れたいが価格が高すぎ躊躇していた方などぜひプレイヤーにお勧めしたい一品です。チップボードケース付属、その他の詳細もお気軽にお問い合わせください。
Condition:VG+
Top:Solid Spruce
Side:Mahogany
Back:Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Kluson/Nickel
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:White&Black
Binding:White&Black
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:42.5mm
Scale:628.65mm
Case:Chip Board Case