1997年創業、ドイツにて独立製作を開始したクンツギター。マスタールシアーであるANDREAS CUNTZ氏によって製作される手工製作ブランドです。世界的な著名アーティストも保有しており、本器モデルとなるスラム奏法の名手ペッテリーサリオラを始め、エリッククラプトン、マーティンハーレイ、スティーブルカサー、ネイサン・イースト、グレッグ・フィリンガネス、ドン・アルダー、ジョン・ゴム、ステフ・マクラウド、マイク・ドース、ジョスコ・ステファン、ティルマン・ホーン、ローマンなどその他数多です。本器は2010年代に製作されたペッテリーサリオラモデルの「CWG23S Oveng HGM Petteri Sariola」USEDアイテム。ベアクロウアルパインスプルーストップ、オバンコールサイドバック、ワンピースマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、フィギャードメイプルボディーバインディング、オバンコール指板&ヘッドプレートバインディング。スキャロップドXブレイシング仕様のブレイス配置。流石はサリオラモデル、トップブリッジプレートから上部6弦側付近にパームによる割れ防止のための補強板がデフォルトマウントされています。46mmのナット幅で幅を広めにとる事により、指が入りやすくスラム奏法が容易に出来る仕様になっていますがネック厚は薄く違和感なく握りこむことができます。コンプレッション感が強く素早く抜けるサウンドで粒立ちが良さが秀逸。補強を感じさせない素早い反応はまさにフィンガースタイルのために生まれたギターです。素早さを求める楽曲はもちろんの事、ジャーマニーブランド特有の甘さも持ち合わせており、スローでメローな曲にも色気のある表現を付けられます。ヒールサイドにはストラップピンマウント、ピックアップがマウントされていたモデルですが、取り外されており、エンド部分には12mmのダミージャックと5pinジャックがダミーで残されています。フィニッシュは元々トップがフルグロス、サイドバックがマットフィニッシュの個体ですが、トップ部分も7分艶ほどの質感に手入れ加工されています。トップ6弦側くびれ部分からボトムにかけて薄くラインが伸びておりスプルース部分に手入れがされた様子があります。裏面からも手入れ痕がなく恐らく製作段階時点からの手入れと思われる状態で現状問題もありませんので心配なく使用できます。わずかな打痕などが見られる箇所はありますが、極軽微なフレット減り程度で全体的にかなりの美品です。元値はかなりハイエンドなモデルですが、前述のトップ手入れやなどを加味したお買い得なプライスでの提供です。国内入庫も少ない一品のためサリオラファンのみならずフィンガー系ギター好きの方必見です。
Condition:EX+
Top:Solid Bear Crow Alpine Spruce
Side:Solid Walnut
Back:Solid Walnut
Neck:1P Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Fingerboard Inlay:none
Machine Heads:Gotoh 510 Gold
Rosette:Wood
Binding:Figured Maple Rope Trim
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:46mm
Scale:650mm
Case:Original Hard Case