1937年にギブソンがSJ-200という名で製造した"キング・オブ・フラットトップ"と呼ばれているギブソン最高級モデルのギター。本機は2003年にカスタムショップビルドで製造された豪華を極めたJ-200 VINEモデルサンバースト仕様です。スプルーストップ、カーリーメイプルサイド&バック、カーリーメイプル3ピースネック、ウェーバリー製高級彫金ゴールドメッキペグ、MOPとアバロンを組み合わせた2層のシェルインレイを所狭しと4ピースも詰め込んだマスタッチブリッジ、アバロンヴァインインレイとMOPであしらわれたスクリプトヘッドロゴ、パーロイドロッドカバー、ぎっしりとアーティスティックに埋め込まれたアバロンヴァイン指板インレイ。ホワイトセルバインディングにロゼッタとパーフリングはトップとバック、そしてとても手間がかかりハイコストとなるサイドにもアバロンシェルの細工が施されています。J200を象徴するピックガードには独自に加工された彫り込みと着色が施されています。ファットな低音と最上級カスタムビルドならではのまとまりのあるバランス、1音1音の分離が別格です。音色の高貴さは見た目に劣りません。ブリッジとトップの継ぎ目ヘッド側にわずかな塗装の剥離(GIBSONにはよく見られる症状です)。ピックガード上部横に3cmほどの打痕、その他ロゼッタ周りやボディー各所に見られる打痕、バインディングやシェル、ウッドの継ぎ目などにかかる塗装の細やかなひび割れ、ニトロセルロースが故の塗装のウェザーチェックはいくつか見られますが、全体的に綺麗なコンディションがキープされています。ネックのコンディションは綺麗な状態でブリッジ高も十分、現状でも弾きやすくセットアップされており、今後の使用も安心です。オリジナルハードケースが付属ですがキーロック部分の金具が破損欠損しており、ロックは使用できません。ケースとしての使用は問題なく出来ます。ただでさえ品薄なJ-200。コレクターピースとなる本器は見つけ次第お手付けをお勧めします。大変希少な一品お早めに。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Maple
Back:Solid Maple
Neck:Maple
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head: Waverly 4062G
Fingerboard Inlay:VINE Abalone
Rosette:Abalone
Binding:White &Abalone Trim(Full Body)
Pick Guard:Large Tortoise Vine Engraved
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:647.7mm
Case:Original Hard Case