静岡県にて工房を構える"長崎祐一"氏の2011年製の作品。過去には全日本のギターコンクールの製作部門で金賞を受賞する長年のキャリアを持つ製作家です。本器は、通常機種よりも約20mm短く、弦長630mmで製作された小ぶりな1本です。杉単板表板、ローズウッド単板側&裏板、マホガニー棹、黒檀(エボニー)指板、ローズウッド駒、寄木細工口輪、弦長630mm。ボディの縁取りには赤の染め木によるラインが入れられており、デザインにアクセントがついています。弦長が短く張力は弱めなので弾きやすく、丸くて温かみのある鼻通りの良い音色が魅力です。胴の大きさも併せて一回り小さいので、小柄な方や通常の大きさでもストレスがあった方にもオススメ。薄い塗装の為ブリッジ下部の薄い弦飛びキズや爪痕など表面的な使用感は経年相応に窺えますが、板の割れや極端な動きもなく棹・胴の演奏性は共に良好。日本人ならではの造りの良さとヨーロッパの高い技術を併せ持った、お値段以上の1本です。ややオーバーサイズの汎用セミハードケースが付属します。
表板:杉単板
側板:ローズウッド単板
裏板:ローズウッド単板
指板:黒檀
下駒:ローズウッド
指板幅:50mm
弦長:630mm
汎用セミハードケース付属