エピフォンは1873年よりスタートした名のあるブランド。1900年代初頭に製造の舞台をアメリカニューヨークに移してからはアーチドトップギターやバンジョー、マンドリンなどアメリカンミュージックのルーツとなる楽器を中心に製造していました。のち1950年代にギブソンに買収吸収され、エピフォンブランドはギブソンカラマズー工場にて1970年まで製造、数十年の時を経て現在は初中級者向けの価格帯を中心としたラインナップをアジアンメイドにて製造しています。現在も目にされる方は多いと思います。ニューヨーク製造期、ギブソン工場製造期、現在のアジア製造期の大きく分けて3つの時期がありますが、それぞれに一線を画すもので特にギブソン製造期までのビンテージエピフォンは価値も高く、プレイヤー、ギター愛好者の中では高い評価です。本器ブロードウェイは1931年より登場しアコースティックモデルはギブソンに吸収される1957年まで製造されていました。17 3/8インチボディーワイド、スプルーストップ、メイプルサイドバック、メイプルベースのマホガニーとの積層ネック、ハカランダ指板、白黒トリム、大振りのスクエアーブロックMOP指板インレイ、エピフォンオリジナルのエンクローズドゴールドペグ、オリジナルべっこう柄2ピースピックガード、ブロードウェイの象徴と言えるFrequensatorテールピース。この時期に見られるやや黄色み掛かったサンバーストカラー。ヘッドにはMOPシェルで入れられたエピフォンロゴと合わせてヴァインフラワーインレイが印象的です。ネックヒールジョイントから6弦側サイドにかけてネックリセット時についたと見られるわずかなクラッキング修正跡がありますがしっかりと直されており使用には全く問題はありません。全体に薄噴きのオーバーラッカーは施されていますが、手入れ感は薄く良い風合いをキープ、全体的にウェザーチェックや小傷、バインディングの浮き修正跡は見られますが、ネックジョイント部分のクラック修正跡以外は他ボディー割れなどもなくとても良いコンディションをキープしています。ネックもとても良い状態をキープ、高いプレイアビリティーで年代を感じさせないハイレベルなコンディションです。家弾き、ライブ、録音どんなシュチュエーションにも出番を作りたくなるような個体です。汎用ハードケース付属。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Maple
Back:Solid Maple
Neck:Maple with two mahogany center strips
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Original Epiphone enclosed Gold Peg
Fingerboard Inlay:Square Block MOP
Rosette:none
Binding:White & Black
Pick Guard:Tortoise Color 2 Ply
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:647.7mm
Case:Hard Case