兵庫で工房を営む黒田義正氏の2015年の作品。19世紀ギターをトレースした"シュタウファー"。表板にヨーロピアンスプルース、側&裏板は上質のキルテッドメイプルです。マホガニー棹、エボニー指板&駒、ルブナーチューナー(象牙柄ノブ)、MOP&ウッドロゼッタ、ウッドバインディング、表板のみオイル仕上げ、その他はセラックニス塗装となっています。おもに19世紀ギターのリメイクを得手としている製作家で、非常に温もりのある作風です。19世紀ギターというのは現代のクラシックギターの前身。シューベルトやベルリオーズがギターを愛好したことはよく知られていて、本器もちょうどその頃ヨーロッパで流行したギターのスタイルです。美しいフォルムや独特のジューシーな音色が魅力で、仕上げも美しいモデル。非常に薄い塗装ですが、キズや使用感はほとんど無く操作性も良好です。新品の場合は65万円ほどと高級な本器。お部屋でコロコロ、癒しの1本です。ハードケース付属
表板:ヨーロピアンスプルース
側板:キルテッドメイプル
裏板:キルテッドメイプル
指板:黒檀
下駒:黒檀
指板幅:47mm
弦長:630mm
ハードケース付属