1965年からスタートした、3ピースバックや優れたサウンドバランスが特徴のモデル"D-35"。本器はハカランダ期、1968年製VINTAGE品です。元々はハカランダ材のバックの幅で良質な木材が少なくなってきたことを懸念しデザインされたモデルですが、その他のモデルにはない魅力で現在でも多くのミュージシャンに愛されるモデルとなっています。スプルーストップ、ハカランダサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ(リプレイス)、グローバーペグ、指板バインディング、スモールメイプルブリッジプレート、スクエアネックロッド、ノンスキャロップドXブレイシング。28ほど低音寄りではなく、それぞれの音域がバランスよくまとまって発音されるのが魅力的な35。ハカランダボディと個体の経年により音域レンジは広がり、バランスの良さを保ったままパワフルでダイナミックなサウンドになっています。出音の線は明瞭で、アルペジオやフィンガー弾きでもくぐもって聞こえません。弾き語りにもピッタリなグッドビンテージです。ピックガードは交換されていますが質感はよく、下にマーチンクラックも出ていません。おそらくブリッジリプレイスの際にかピックガードとブリッジの間に筋が出てしまっていますが、裏に貫通はしておらず強度的な問題はありません。また、サイドの6弦側ヒール脇にストラップピンの増設跡と思われる2mm径ほどの埋め跡あり。その他全体的に経年と貫禄を感じさせるウェザーチェックや小キズこそ窺えるものの、板の割れなど致命的なものは見られません。過去にリフレットまでされているようでネック周りのコンディションが優れており、パワフルな出音をそのままに、現代風な弾きやすいセッティングで保たれています。多くのミュージシャンが魅了された35サウンドと'60sハカランダサウンドを楽しんで頂ける、お好きな方にはたまらない1本です。'60sマーチンハードケースが付属します。その他詳細はお気軽に問い合わせ下さい。
Condition:EX+
Top:Solid Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Grover
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:Black&White
Binding:White
Pick Guard:Black
Pick up:none
Nut width:42.9mm
Scale:645.2mm
Case:Original Hard Case