1926年より登場しギブソンフラットトップの元祖とも呼べる機種。1942年に製造を終了、ロバート・ジョンソンが愛用していた事で有名なL-1と並んでブルースプレイヤーに高い人気を持つGIBSONが歴史に誇る名機の一つ、L-1の弟モデルと言えます。本機は1920年代まで製造されていた13.5インチボディーの1品です。ムラのない綺麗な木目のマホガニーボディ、マホガニーネック、ハカランダ指板、ブリッジはベリーブリッジ後のこの時期特有のティアードブリッジ時代のものですが、元のブリッジからはブランコテイルピース装着改造のため外され、また元の形状に近い別のティアードブリッジがリプレイスされています。エンドにはテイルピース取り付けのための小さなビス穴が残されていますがエンドブロック部のため支障はありません。白黒白3プライロゼッタ、エボニーナット、THE GIBSONヘッドロゴ、 ラダーとXのハイブリッド仕様とも言えるAブレイシング、オリジナルアンバーフィニッシュ。糸巻きは古い時代に風合いの良いカービング入りパーツにリプレイスされています。バインディング無しの指板、12フレットジョイント仕様。Aブレイシング期独特のサウンドでとても軽やかに音が飛び出します。トップ1弦側のボディー横にヘアラインクラックの修正跡がありますがとても軽度のもので手入れされています。ネックアングルも良くフレット周りの偏った磨耗などもなくプレイ環境は大変良好です。軽微な修正痕はあるものの表面的には八十年の流れを感じさせないとても綺麗なコンディションが保たれています。アーリーギブソンの音色を身近に感じていただける一品です。汎用ハードケース付き。
Condition:EX+
Top:Solid Mahogany
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Rosewood
Machine Head:Open 3 Per Plate
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:White&Black 3-ply
Binding:White 1-ply
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:628.65mm
Case:Hard Case