アーチトップモデルとして製造されていたL-1が1926年より元祖ギブソンフラットトップモデルとして登場し1937年に製造を終了、ロバート・ジョンソンが愛用していた事で世界的にもあまりにも有名なブルーズマンの憧れの的がこのオリジナル期のL-1。1926年初期はラウンドバック仕様も存在し、間も無くフラットバックのマホガニーサイドバックに変更。1927年まで採用されていたブリッジ形状が変更になる前のピラミッドブリッジ仕様です。褐色のスプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ピラミッドブリッジ、5-7-9ドット指板ポジション、5プライロゼッタ、エボニーナット、3連オープンペグ、THE GIBSONヘッドロゴ、 ラダーとXのハイブリッド仕様とも言えるAブレイシング、オリジナルアンバーフィニッシュ。バインディング無しの指板、12フレットジョイント仕様。Aブレイシング期独特のサウンドでとても軽やかに音が飛び出します。トップセンターシームに沿って縦にクラックの修正跡がありますが内部より割れ止め処理が施されています。割れ修正はセンターシームのみでその他は木部の割れはなく良好です。エンドにはジャックサイズに拡張されウッドピンがマウントされています。90年強ほどの月日を背負った名器です、表面的な削れやネック全体のカポキズなどしっかりと愛用されてきた様子はありますが良音だからこその宿命でしょう。わずかに順反りアングルですが調整可能な限りセットアップしてあり、弾き心地に問題はありません。指板の削れはあれど、過去の打ち替えからフレット周りの偏った磨耗などもなくプレイ環境は良好です。弾けるようなサウンドはやはりプル気味に弾くブルースならではの奏法に最適で成る可くして成った名器と実感できます。傷は多いですがこの年代の個体は市場でも中々お目にかかれません。ぜひご検討ください。汎用ハードケース付属。
Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Solid Mahogany
Back:Solid Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Open 3 Per Plate
Fingerboard Inlay:Dots
Rosette:5 Ply
Binding:White
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:47.6mm
Scale:615.95mm
Case:Hard Case