神奈川県藤沢にて工房を構える政田一光氏。数々のルシアーを輩出しているロバートベンスクールでノウハウを学び、モーリス楽器に従事した後、2008年からは神奈川に自身の工房を開設。実直で丁寧な作りはその外観やデザインからも伺え、本格的なサウンドが期待出来る実力派製作家。本器は氏のボディシェイプの中で大きなサイズとなる"Model GA Cutaway Madagascar Rosewood"。ドレッド同程度のロウワバウトを持つグランドオーディトリアムモデル。本器は氏の最新作で、先に開催のSound Messe in Osaka2018でも展示された1本で、GAボディシェイプがNewバージョンにチェンジした初モデルです。トップには立体的に杢がゆらめく柾目痕が美しいアディロンダックスプルース、サイド&バックに淡い色味の柾目ハカランダ杢が美しいマダガスカルローズウッドを使用。ワンピースホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板、ハカランダブリッジ、ハカランダ天神板、ゴトー510ペグ(エボニーノブ)、スポルテッドメイプルロゼッタ、マダガスカルローズウッドバインディング、ニトロセルロースラッカーフィニッシュ、フローレンタインカッタウェイ、背の高いスキャロップドXブレイシング。以前のGAに比べ、ロウワバウトは少しスリムに、ウェストは少しワイドに変更され、ドレッドを小ぶりにした様な印象を受ける本シェイプ。しっかりとした音量と奥行き&厚みのある倍音、そしてそれらに埋もれないしっかりとした立ち上がりと抜けを持つサウンドに仕上がっています。早いレスポンスとクリアで伸びのあるトーンですが、決して過敏で華奢な印象ではなく、線の太いコシのある音色は一光氏の成せる所。素直でクセの少ない扱いやすいサウンドです。仕上げの美しさや作り込みの丁寧さはもちろん、派手な装飾に頼らずその美しさを味わえるのも一光氏の魅力のひとつ。弾く時も愛でる時も、傍でその美しさに満足出来る1本、是非お手元でご体感ください。
Condition:NEW
Top:Solid Adirondack Spruce
Side:Solid Madagascar Rosewood
Back:Solid Madagascar Rosewood
Neck:Honduras Mahogany 1Pc.
Fingerboard:Ebony
Bridge:Jacaranda
Fingerboard Inlay:none
Machine Heads:Gotoh 510/Gold
Binding:Madagascar Rosewood
Rosette:Spalted Maple
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:645mm
Case:Original Hard Case