M.Shiozaki
D-2-1934 Jacaranda
34年製ならではのスペックを持つ"D2 1934"。実際に1934年製Martin D-28を採寸し、各部まで精巧に再現した素晴らしい完成度を誇る1本。
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四国/愛媛はエム・シオザキ弦楽器工房の塩崎雅亮氏。日本におけるビンテージギター研究家・製作家の先駆け的存在とも呼べる巨匠ながら、今なおその研究熱心な姿勢に陰りを見せない進化する国内有数・ベテランルシアー。本器は34年製ならではのスペックを持つ"D-2-1934 Jacaranda"。実際に1934年製Martin D-28を採寸し、各部まで精巧に再現した素晴らしい完成度を誇ります。先に開催のSound Messe in Osaka2018でも展示された意欲溢れる1本。トップには氏が最近好んで使用するエイジングアディロンダックスプルースを使用(国内にてエイジング処理を施された材で、氏曰くノミを入れた時の脆い感触がヴィンテージギターとおっくりとの事。ブレイシング材にも同材が使用されています。)、サイド&バックにはワイルドで美事なフィギュアド杢が揺らめく柾目ハカランダを使用。ワンピースホンジュラスマホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、ロングサドル、ウェバリーオープンバックペグ、アバロンスクエアダイヤモンド指板インレイ、プリウォースタイル・ベッコウセルピックガード、ニカワ接着。ネック補強心は1934年初期まで使用が見られたエボニーネックロッドを再現。そしてトップ構造は1937年までのフォワードシフトとは異なる1934年から最初期にのみ見られたスキャロップド・Xブレイシングを再現されています。一般的に知られているフォワードシフトは、サウンドホールより約25.4mm(1インチ)の位置にXの交点が位置するのですが、14fジョイント製作開始直後はサウンドホールより約30.0mmの位置に交点が位置しています。そのマニアックな仕様を実機採寸を元に蘇らせています。この交点を持つ"D-28"はこの構造故に以降の"D-28"とは少し異なる音色の特徴を持ちます(かの有名なラージサウンドホールもこのブレイシング構造ではないかと考えられます)。ふくよかで迫力のある音量、豊かで奥行きがあり揺らめく倍音、パンチのきいたサウンドから美しく轟く音色まで、28に求められる音色が見事に再現されています。ヘリンボーンやジグザグバックストリップなどの作り込みまで、他者とは一線を画す完成度。細部に渡る造りや装飾部に至るまで、そのこだわりを存分に味わえる渾身の1本に仕上げられています。本家や有名な舶来ブランドに引けをとるどころか、塩崎氏のギターでしか味わえない洗練された完成度とディテイル・サウンドをお手元でご賞味ください。
Condition:NEW
Top:Solid Aging Adirondack Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Honduras Mahogany 1Pc.
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Waverly/Nickel
Fingerboard Inlay:Diamonds(Abalone)
Rosette:Black&White
Binding:Ivoloid&Herringbone
Pick Guard:Tortoise Color
Pick up:none
Nut width:44.5mm
Scale:645.2mm
Case:Original Hard Case