VINTAGE
商品コード:20161027126c1895
MARTIN
1-26 Jacaranda 1895
十九世紀マーチン"1-26"。百年以上も昔のギターが綺麗な顔で目の前に在ると考えると、とても感慨深い気持ちになります。【動画掲載】
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十九世紀マーチン"1-26"。スタイル26は今や一番浸透している28よりも少しだけシンプルなデザインを持ち、少しだけリーズナブルな価格設定だった機種です。名前の通り、1850年代ではスタイル28が28ドル、スタイル26は26ドルからスタートしました。スプルーストップ、ハカランダサイド&バック、シダーネック、エボニー指板&ピラミッドブリッジ、象牙製オリジナルフリクションペグ、ハカランダ化粧板、ロープパターン(ハーフヘリンボーン)トリム、象牙バインディング、ジグザグバックストリップ、スキャロップエックスブレイシング、指板の飾りはブランクです。シリアル管理され始める1898年以前のマーチンギターに触れられる機会は稀です。中でもこの26スタイルのギターは見かけません。26の最初のバージョンは28同様、このサイズ1と言われています。当時、シングル0はコンサートサイズ、サイズ1はスタンダードサイズとされていました。細かく入れられた飾りや、本象牙のバインディングやペグなど、この頃の物でしか味わえないレトロ感満杯の一台。流石に美しい木材が使われており、とりわけ側板のブラジリアンローズは最近ではまず見られない繊細な柾目です。ヘッド裏の壁かけピンは既定の仕様となります。鋭い立ち上がりで、カラカラに渇いたサウンドです。サイズを無視した音量も魅力で、コンパウンド弦でも十二分なパワフルさがありますが、音色の本質はデリケートなので、半音や一音下げてリバーブ感を楽しんでみるのも大変結構だと思います。当店入荷後にフレット交換を含めるネックまわりの調整を入れています。プレイコンディションは幾分今風で、押し弦にストレスは覚えません。サドル残も適切な高さがあります。表面の程度も良く、経年を踏まえると驚くべき状態です。今の鉄弦フラットトップのルーツともいえる時代の一本です。百年以上も昔のギターが綺麗な顔で目の前に在ると考えると、とても感慨深い気持ちになります。そして常の身のまわりに置いて、何かあるたびに小脇に抱えたくなる、そんなギターです。
Condition:EX+++
Top:Solid Spruce
Side:Solid Jacaranda
Back:Solid Jacaranda
Neck:Cedar
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Machine Head:Original Ivory Friction
Fingerboard Inlay:none
Rosette:White&Black
Binding:Ivory/Rope Pattern
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:47.6mm
Scale:632.5mm
Case:Hard Case