赤いテキサンです。1967年から1969年頃の短期間にのみ確認されているレアカラーのJ-45に同じ色がありましたが、テキサンでも採用されていたようです。スプルーストップ、マホガニーサイド&バック、マホガニーネック、ローズウッド指板、ハカランダブリッジ、アジャスタブルサドル、シングルパラレログラムパール指板インレイ、ビス留めオリジナルホワイトピックガード、ダブルリングロゼッタ、オリジナルクルーソンペグ、ノンスキャロップド・エックスブレイシング、退色の無いレッドカラー、ナット幅約40ミリ、弦長約648ミリ、ヘッド角は14度です。エピフォン・フラットトップ代表格といえばこのテキサン。ニューヨーク時代から存在していたモデルで、五十年代後期にギブソン社に買収された後でも1970年まで生産されました。生産はカラマズーギブソンで行われていましたので人気が高く、多くのミュージシャンに使われているギターです。基本はこの年代特有のJ-45そのままの音ですが、こちらの方がスケールが長い分だけ瞬発力の高い音色が売りとなります。明瞭な高音とブーミーな中低音が魅力で、コードのまとまりや音ヌケも良好。とても気持ちの良い出音です。ネック・プレイコンディションは良好。裏板の一部に木目に沿ったスジがありますが表面的な物です。表板の左くびれ付近にも似たようなスジが確認できますが、こちらも見た目の問題のようです。この時代のテキサンはポールマッカトニーの所有で有名なナチュラルのほかにカラーバリエーションとしてサンバーストフィニッシュが用意されていました。GIBSON J-45ではこの時期にのみスペシャルカラーとしてエボニーブラックとチェリーレッドが発売され、このタイプに限り、ホワイトカラーのピックガードをネジでマウントしたユニークな仕様となっていますが、この一本はその異彩を放つディテールを汲んだ物です。目茶苦茶珍しく、まさにコレクターズピースといえる逸品。汎用ハードケース付属、その他の詳細もお気軽にお問い合わせください。

Condition:EX+

Top:Solid Spruce

Side:Mahogany

Back:Mahogany

Neck:Mahogany

Fingerboard:Rosewood

Bridge:Jacaranda

Machine Head:Original/Nickel

Fingerboard Inlay:Parallelogram(Pearl)

Rosette:White&Black

Binding:White&Black

Pick Guard:White

Pick up:none

Nut width:40mm

Scale:647.7mm

Case:Hard Case