[カスタム・ショップ]

FENDER CUSTOM SHOP

FENDER CUSTOM SHOPは世界的に名高い優れたビルダー達のホームです。
毎日絶えることなく製作に従事し、工具の音が飛び交う創造の場は羨望の意を込めてドリームファクトリーとも呼ばれています。
FENDER CUSTOM SHOPのビルダーは日々ギター製作にすべてを捧げています。
彼らはクラフトマンであり、アーティストでもあり、音楽ファンの一員で、時には発明家とも言えるでしょう。
そんな彼らが作り上げるギター、ベースだからこそ最高峰となり得るのです。
この上ない情熱、膨大な製作経験から得た知識と磨き抜かれた匠の技、それらを余すことなく作品に注ぎ込む、特別なファクトリー。
その卓越した創造性から製作される至高の逸品をご堪能ください。

[コアモデル]
CORE MODELS

FENDER CUSTOM SHOPで製作される楽器は比類なき最高峰の存在。プレイした瞬間に感動が走る、これまでにないような極上の音楽体験がそこにはあります。

  • [タイム・マシーン]
  • TIME MACHINE

    TIME MACHINEシリーズは、オリジナルモデルが制作された当時と同じ技術を使い、細部まで再現したレプリカを作ることに成功しています。芸術的なレリック加工などの技術の確立により、リイシューのコンセプトに革命をもたらし、職人芸を新たな頂点へと導きます。

  • [ヴィンテージ・カスタム]
  • VINTAGE CUSTOM

    VINTAGE CUSTOMシリーズは、製品のプロトタイプ段階で考案されていたアイディアを再訪するユニークなコレクションです。フェンダー製品が現在の完成形に至るまでに辿ってきた試行錯誤の中には、結果的には採用されなくとも、革新的なアイディアが多くありました。フェンダー製品が完成されるまでの歴史を垣間見ることができると同時に、それらのアイディアが提供したであろう楽器の新たな側面を体験できます。

  • [アメリカン・カスタム]
  • AMERICAN CUSTOM

    伝統的なフェンダーエレクトリックの装いに、プレイアビリティを重視したカスタマイズ、ハンドセレクトされた最高級のフィギュアドウッドネック、ハンドワウンドカスタムPUをマウントするAmerican Customシリーズ。 コンパウンドラジアス指板、22本のミディアムジャンボフレット、アバロンのドットポジションマーク、ストラップロック、Sperzel®チューナー、American Standardストリングツリーといった、様々な特徴を備えております。

  • [アーチザン]
  • ARTISAN

    ARTISANシリーズは、アートの可能性を広げたカスタムメイドの逸品で、希少価値の高い木材にプレイアビリティ面で実用性の高いスペックを融合させています。ARTISANシリーズはいずれも完璧なサウンド、デザインに傾けた情熱と純粋さ、そして根底に流れる正統的なフェンダーの理念と精神に則って制作された美しい楽器です。

  • [ポスト・モダーン]
  • POSTMODERN

    特定の製造年やデザインの時期にとらわれず、フェンダー長年のノウハウから最も効果的な要素を1本の楽器に集めたPOSTMODERNシリーズ。洗練を極めたPOSTMODERNは、サウンドと人間工学の両面でプレイヤーフレンドリーであり、より幅広い音楽表現と創造性の扉を開きます。

[リミテッド・エディション]
LIMITED EDITION / SPEC PIECE

LIMITED EDITION、SPEC PIECEはコレクターズアイテムとしても高い価値を有するラインナップです。伝統あるモデルプラットフォームに時代と共に進化してきたスペックを搭載することで、プレイヤーの想像の幅を押し広げるポテンシャルを秘めています。

  • [リミテッド・エディション]
  • LIMITED EDITION

    通常では特定のアーティストモデルやマスタービルトモデルのみに使用される特別な技術やクラフトマンシップが本シリーズには投入され、短期間のみ提供される限定商品です。

  • [スペックピース]
  • SPEC PIECE

    FENDER CUSTOM SHOPファクトリーにて開催される選定会にて、弊社スタッフが選定・買付けを行なった至高の逸品。マスタービルト、チームビルトをはじめ、現地以外では入手出来ない大変貴重なモデルです。

[オーダーモデル]
ORDERMODELS

FENDER CUSTOM SHOPとMIKIGAKKIのコラボレーションにより実現する、他では買えない特別なモデル。

  • [オーダーモデル]
  • MIKIGAKKI ORDER MODEL

    正規ディーラーであるMIKI GAKKIとFENDER CUSTOM SHOPのコラボレーションにより実現した、唯一無二のスペシャルモデル。フェンダーコロナファクトリーにストックされているマテリアルの中からハンドセレクトを行なった現地木材選定品の他、ネックグリップ・ハードウェア・エレクトロニクス等にオリジナルスペックを採用した特別なモデルを展開しております。

[マスター・ビルト]
MASTERBUILT

すべてのプレイヤーが思い描く『夢のギター』を現実のものにしていくドリームファクトリー、FENDER CUSTOM SHOP。FENDER CUSTOM SHOPで製作されるギターは、フェンダー社の最高レベルのクラフトマンシップとクリエイティビティを象徴するものです。その中でも世界屈指のスキルを有するマスタービルダーたちが腕によりをかけて制作されるのがMASTERBUILT(マスタービルト)モデル。FENDER SHOP in MIKIGAKKI AMERICAMURAは、全てのMASTERBUILTモデルの取り扱いが許されているCUSTOM SHOP SHOWCASE STOREです。

INTRODUCTION OF MASTERBUILDERS (AtoZ)
  • [アンディ・ヒックス]
  • Andy Hicks (アンディ・ヒックス)

    アンディ・ヒックスは音楽好きの家庭で育ちました。11歳の誕生日に初めて手にしたギターは、3-Tone SunburstのフェンダーStratocasterでした。アンディはNirvana、Black Sabbath、Metallicaのアルバムを聴きながらティーネイジャー時代を過ごしました。20代前半には地元のロックバンドで演奏し、ピックアップやワイヤリングを改造してギターをカスタマイズしていくことに興味を持つようになりました。
    2009年、アンディはこのギター製作への情熱を真剣に追求すべく、ハリウッドのGuitar Craft Academyに入学しました。卒業後1週間で、Jackson Custom Shopでフレットのドレッシング作業を開始しました。2013年〜2018年、Gretsch Custom Shopのシニアマスタービルダー、ステファン・スターンに師事し、アシスタントとしてスキルを身に付けていきます。この期間、アンディは様々なアーティストと仕事をし、Malcolm Young “Salute” Jetの製作に携わります。2018年、アンディはハイエンドブティックギター会社のリードビルダー兼プロダクションマネージャーを務め、その後ジェームス・タイラーにスカウトされてサンフェルナンド・バレーのショップのプロダクションを監督することになります。
    フェンダーへの復帰についてヒックスは、「フェンダーに戻り、業界で最も名高いカスタムショップの一員となり、才能あるビルダーに囲まれて、信じられないほど刺激的で身が引き締まる思いです。また、故郷に帰ってきたような気持ちにもなります。」と語っています。

  • [オースティン・マクナット]
  • Austin MacNutt (オースティン・マクナット)

    カナダ生まれのオースティン・マクナットは、ミュージシャン一家に生まれ、多くのアコースティックギターやエレクトリックギターに囲まれて育ちました。父の1963年製のマッチングヘッドCustom Color Black Fender Jaguarは今も大切に残されています。両親の後を継いで10歳でギターを始めてほどなく、プレイアビリティとトーンを向上させるためにギターを改造するようになりました。10代を通してギターの組み上げとリペアのスキルを高め、地元を行き来する多くのバンドのリペアテクニシャンとして活躍します。
    サスカトゥーンの高校を卒業後、オースティンはハリウッドのGuitar Craft Academyに入学し、ギター製作のスキルと情熱をさらに高めました。その才能を認められ、コース終了後すぐに講師としてのポジションを得ることができました。5年間にわたりギター製作を教える中で、インレイセミナーでロン・ソーンと出会い、まもなくThorn Guitarsでの仕事を依頼されました。オースティンは11年間にわたりThornブランドのブティックエレクトリックギターを製作しました。材木の選定から加工、CNC操作、フレットワーク、最終的な組み上げまで、オースティンはすべてをこなし、現在はFender Custom Shopの最高級品を製作する旧友と再び肩を並べてギター製作に勤しんでいます。

  • [デイヴィッド・ブラウン]
  • David Brown (デイヴィッド・ブラウン)

    デイヴィッド・ブラウンの音楽の旅路は、70年代後期、彼が中学生の時に始まりました。高校生の頃にはバンドで演奏しながら、アナハイムの地元商店で働き、ギターのリペアや製作を学びました。80年代半ばには、ブエナパークのヤマハミュージックコーポレーションでギターテクニシャンとして従事します。2000年にフェンダーで働く機会を得て、フェンダーでのキャリアをスタートさせました。2006年にはカリフォルニア州立大学フラトン校でマーケティングの学位を取得し、現在はFender Custom Shopでニューモデルの製作や様々なアーティストモデルの製作に携わっています。
    2009年、デイヴィッドは一時フェンダーを去り、2年後、コロナ工場に隣接する新しいビジターセンターを管理するために戻ってきました。一般のユーザーが訪れてカスタムメイドの楽器を作ったり、工場見学に参加したりと、エンドユーザーとの最初の接点となるポジションにありました。2016年、ビジターセンターは閉鎖され、デイヴィッドは再びフェンダーを立ち去ります。2017年には、カリフォルニア州フラートンに新設されたG&L Custom Shopを運営し、2020年まで主任ビルダーとして活躍しました。デイヴィッドは数学の教員資格を取得するために学校に戻りましたが、再びFender Custom Shopで働く機会を得たことで、進路を変更しました。

  • [デイル・ウィルソン]
  • Dale Wilson (デイル・ウィルソン)

    ギター製作は、デイルが子供の頃から持ち続けているパッションです。「覚えている限り、僕はロックスターになりたいというよりも、究極のギターを作りたい、という気持ちの方が強かったのです」と彼は語ります。「アーティストたちに対するリスペクトと同じくらい、彼らが使用している楽器に対しても、僕はリスペクトの念を抱いていました」。
    ウィルソン家は代々にわたり木工業に携わってきており、Custom Shopで求めらる高いクラフトマンシップに対するこだわりは、自然とデイルのDNAにも育まれていました。80年代後期に高校を卒業してすぐ、デイルは小さなギターショップでリペアやモディファイの仕事に従事しました。ドブロやリッケンバッカーでのキャリアを経て2003年にフェンダー社に入社したデイルは、ギルド、グレッチ、ベネデットといったブランドのギターを担当した後、2005年にCustom Shopに入り歴代のMaster Builderたちに師事し、2011年に彼自身Master Builderへの昇格を果たしました。
    デイルが今まで培ってきたクラフトマンとしての豊富な知識とスキルは、Resophonic Thinline Telecaster®を代表とする作品群に惜しみなく投入されています。まだ見習いだった時分に制作された5本の2011年NAMMショー発表モデルは、その完成度の高さから、正式にCustom Shopからヘッドストックにサインを入れることが許され、デイルがMaster Builderの道を踏み出すきっかけとなった記念すべきギターたちです。

  • [デニス・ガルスカ]
  • Dennis Galuszka (デニス・ガルスカ)

    南カリフォルニア出身のデニス・ガルスカは13年間、家具職人として働く傍ら、ハイエンド・アコースティックギター製作も行っていました。ドラマーとしても腕が立ち、1999年に受けたオーディションのバンドにたまたまMaster Builderが所属していたことをきっかけに、Custom Shopでの見習いのポジションを手に入れました。デニスの木工技術の高さが瞬く間に評判となり、わずか8ヶ月の見習い期間を経て、Master Builderへの昇格を果たします。
    以後、彼はポール・マッカートニーやアンディー・サマーズ、ジョニー・マー、パトリック・スタンプ、マイク・ダーント、スティングなど錚々たるアーティストたちの楽器を手掛けてきました。ダブルネックなど、クラシックなフェンダーデザインにユニークなフィーチャーを盛り込むのも、デニスの作品の特徴です。
    「楽器を持った時のスペシャルなフィーリングと、最高のサウンドを届けること。僕にとって楽器製作で最も大切なポイントは、この2点に尽きるね」- デニス・ガルスカ

  • [グレッグ・フェスラー]
  • Greg Fessler (グレッグ・フェスラー)

    グレッグ・フェスラーがFender Custom Shopに来たのは1990年のこと。もともとは電気通信関係の仕事をしていたグレッグは、見習いとしてゼロからスタートしつつも、ロッベン・フォードのシグネチャー・ギター製作のアシスタントを務めるなどの経験を積んでいきながら、遂にはロッベン・フォードの絶大な信頼を得て、専任のパーソナルビルダーとしての地位を確立します。
    グレッグは今まで、ジョー・ボナマッサ、ジェフ・ヒーリー、ハンク・マーヴィン、ジョン・メイヤー、ロンダ・スミス、ニール・ショーン、ピート・ウェンツをはじめ、膨大な数のアーティストのためにギターを製作してきており、その一本一本には、ワールドクラスのアーティストたちをも唸らせるMaster Builderならではの細部にわたるこだわりが詰め込まれています。

  • [ジェイソン・スミス]
  • Jason Smith (ジェイソン・スミス)

    フェンダー社の伝説的なR&DスタッフDan Smithを父に持つベテランビルダーのジェイソンは、フェンダー製品に囲まれて育ちました。「父の仕事の関係もあり、僕は小さい頃からフェンダーのクラフトマンシップには興味を惹かれていたんだ」と語るジェイソンは、ニューヨーク州ローチェスターで生まれのカリフォルニア育ち。
    エリック・クラプトンやイングヴェイ・マルムスティーン、ジェフ・ベック、ロベン・フォードなど、幼少より父の元を訪れる偉大なミュージシャンたちを目の当たりにしてきました。初の大規模なコンサート体験は、6歳の時に観に行ったRush。公演後に父とゲディー・リーの楽屋を訪れたことを今でも覚えています。ティーネイジャーになる前からピンク・フロイドやZZトップなどのメジャーなアーティストのコンサートを多数体験する恵まれた環境に育ったとジェイソンは当時を振り返ります。
    ロックミュージックとフェンダーのカルチャーを吸収しながら青春時代を過ごしたジェイソンがCustom Shopに加わったのは1995年のこと。かの名高いSenior Master Builderジョン・イングリッシュに5年間師事し、自身がMaster Builderへと昇格したのが2006年。
    ジョン・イングリッシュの元で様々なギター製作に携わりながらも、手掛けてきたギターの中でも特に印象に残っているものの一つがストーン・テンプル・パイロッツのギタリスト、ディーン・デレオ用に製作したダブルネック・ストラトキャスターです。その後もジョン5、マイケル・ランドウ、フリー、ジョシュ・クリングホッファー、ゲディー・リー、スティーヴ・ハリス、レジー・ハミルトン、リンキン・パーク、ケニー・ウェイン・シェファード、ネオン・トゥリーズといったアーティストたちのために数多くの楽器を製作してきています。

  • [カイル・マクミリン]
  • Kyle Mcmillin (カイル・マクミリン)

    カイル・マクミリンが15年間に渡るギター製作の経験を携え、満を持して「FENDER CUSTOM SHOP」のマスタービルダーに昇格しました。
    生粋のエレクトリックギターメーカーであるフェンダーのメインファクトリーにおいて15年間従事したマクミリン。彼がマスタービルダーの座を射止る前の直近5年間は、フェンダーギター製作のマイスターにのみ与えられる称号である”マスタービルダー”のなかでも中枢的役割を担うユーリ・シスコフのアシスタントとして、約1,000本のギターを世に出してきました。
    2018年、「FENDER CUSTOM SHOP」マスタービルダーの一員となったマクミリンは、世界で最もすぐれたギター職人の名を継承していくに相応しいチームの一員として、これからのCUSTOM SHOPを担っていくことでしょう。

  • [レヴィ・ペリー]
  • Levi Perry (レヴィ・ペリー)

    Levi Perry started at Fender’s U.S. production final assembly department in 2012 fresh out of high school in Riverside, Calif., where he was born and raised. He moved to the Custom Shop three years later in 2015 as a Relic artisan and tune tester and soon moved to service repair. After another three years he was promoted to Masterbuilder Apprentice in 2018.
    While an apprentice Perry served as a “floater”, which meant that he worked with and learned from each Masterbuilder individually. He worked on many prestigious builds during this period, including the Game of Thrones series, the Limited Edition Phil Lynott Precision Bass, the Limited Edition George Harrison Rocky Strat, the Limited Edition El Mocambo Heavy Relic Stratocaster and Telecaster models, and many other collections and artist instruments.
    “For me what’s important is to always be learning and growing, and to remain a student of the craft,” Perry said. “Fender has such a deep and rich history to glean from, and when you allow that history to teach and guide you while continuing to be creative and push the boundaries, you’ll be amazed at what you can create.”

  • [ポール・ウォーラー]
  • Paul Waller (ポール・ウォーラー)

    南カリフォルニア出身のポール・ウォーラーは、幼い頃から木工や弦楽器制作に対する好奇心が旺盛で、最初に制作したギターは高校の木工所でわずか14才のことでした。高校卒業後すぐ家具ショップに勤め、南カリフォルニアの小さなギターメーカーで短期間経験を積んだ後、フェニックスの名門楽器制作学校Roberto-Venn School of Luthieryに入学し、2000年に卒業します。
    2003年にフェンダーに入社したポールは、アーチドトップギター制作の名クラフトマンBob Benedettoをはじめ、多くのMaster Builderたちに師事し、Custom Shopのビルダーに必要な様々な技術を習得していきます。7年にも及ぶ見習い期間を経て、ポールは2010年に、晴れてMaster Builderへの昇格を果たします。
    ポールが手掛けてきた作品のクライアントリストには、アダム・クレイトン(U2)のベース、ボノ(U2)のThinlineテレキャスター、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)のテレキャスター、ロニー・ウッド(ローリング・ストーンズ)のストラトキャスター、バディ・ガイのストラトキャスター、ナイル・ロジャーズの“Hitmaker”ストラトキャスター、トロイ・ヴァン・リューウェン(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)のダブルネック・ジャズマスターなど、世界の第一線で活躍する大御所アーティストたちの名前が並びます。

  • [トッド・クラウス]
  • Todd Krause (トッド・クラウス)

    トッド・クラウスはジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ボブ・ディラン、デヴィッド・ギルモア、ロビー・ロバートソン、ケニー・ウェイン・シェファード、ロビン・トロワー、ロジャー・ウォーターズをはじめとする、世界のトップアーティストたちの楽器を数多く手掛けてきた、Custom Shopを代表するMaster Builderです。
    彼のギタークラフトマンとしてのキャリアは、1981年にJackson/Charvel社で始まります。1991年にフェンダーに入社したトッドはワンオフ・プロジェクト・クラフトマンやR&Dモデル設計、木工機械工など多様な職務を経て、1997年にCustom ShopのMaster Builderになります。トッドが手掛けた作品は、いずれも「デザインで最も重要なのはフォルムと機能。サウンドの良さはもちろん、手に取った瞬間に湧き上がってくるフィーリングが重要だ。ロックンロールの楽器である以上、ルックスはこの上なく格好良くあるべきだし、見た者を弾かせたくなるような衝動を与えなくてはいけない」という彼の哲学が反映されており、Custom Shop作品の中でも独自のポジションを確立しています。

  • [ヴィンセント・ヴァン・トリグト]
  • Vincent Van Trigt (ヴィンセント・ヴァン・トリグト)

    2004年にオランダから米国へ移住したヴィンセントは当初米カリフォルニア州コロナ工場のアッセンブリーラインに従事。2010年にFENDER CUSTOM SHOPへ移籍しました。2012年にはGRETSCH CUSTOM SHOPに移籍し、マスタービルダー、ステファン・スターンに師事します。2014年にFENDER CUSTOM SHOPに戻りジョン・クルーズの元でゲイリー・ムーア、ジミー・ヴォーン、フィル・ライノットといったトップアーティストたちのプロジェクトをアシストしてきました。
    FENDER CUSTOM SHOPのマスタービルダーとして、ヴィンセントはヴィンテージフェンダーギターのレプリカやアーティストモデルを手がけていきます。「FENDER CUSTOM SHOPのクリエイティブな雰囲気な中で、様々なアイディアを自由に試せる環境で働けるのはとても恵まれたことだと感じています。フェンダーほど音楽に影響を与えてきたブランドはないと思いますし、ブランドの歴史とレガシーは世界に知れ渡っています。その最先端で活躍できることを誇りに思います。」

  • [ユーリ・シスコフ]
  • Yuriy Shishkov (ユーリ・シスコフ)

    至高の職人芸とカスタムインレイ技術を作品に惜しみなく注入するユーリ・シスコフこそ、真の芸術家と呼ばれるべき人物です。ユーリのキャリアは、生まれ故郷である元ソビエト連邦下にあったゴーメリという町の小さな屋根裏部屋で友だちのためにギターを作り始めたのがきっかけです。
    1990年に米国はシカゴに移住したユーリは、パンテラのギタリスト、故ダイムバッグ・ダレルや、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ヌーノ・ベッテンコート、チープトリックのロビン・ザンダー、キッスのポール・スタンレーをはじめとするトップアーティストたちとのコラボレーションを経て、2000年にCustom ShopのMaster Builderになりました。インレイ技術のレベルの高さは特筆すべきで、息を飲む美しさの芸術品を多く生み出してきています。

  • [歴代マスタービルダー]
  • Other Master Builders
    (歴代のマスタービルダー、及び次期マスタービルダー候補者等の製作品)

    Alan Hamel (アラン・ハメル), Art Esparza (アート・エスパーザ), Chris Fleming (クリス・フレミング), Fred Stuart (フレッド・スチュアート), Gene Baker (ジーン・ベイカー), George Blanda (ジョージ・ブランダ), Jay. W. Black (J.W.ブラック), Jason Davis (ジェイソン・デイヴィス), John Cruz (ジョン・クルーズ), John English (ジョン・イングリッシュ), John Page (ジョン・ペイジ), John Suhr (ジョン・サー), Larry Brooks (ラリー・ブルックス), Louis Salgado (ルイス・サルガド), Mark Kendrick (マーク・ケンドリック), Michael Stevens (マイケル・スティーヴンス), Mike Bump (マイク・バンプ), Mike Ponce (マイク・ポンス), Ron Thorn (ロン・ソーン), Yasuhiko Iwanade (岩撫 安彦), and more...

[カスタム・アーティスト]
ARTIST MODELS

世界最高峰のアーティスト達が理想の楽器を求めて、カスタムショップを訪れてきました。ARTISTシリーズは、著名アーティストたちが実際使用している楽器と同等の製品を、実機の制作に用いられたのと同じ工具を使い、熟練職人が制作しています。

NEW ARRIVALS