Gibson Custom Shopにおけるフラッグシップモデル"R9 Les Paul"。最新のアップデートは常に当モデルのブラッシュアップから波及していく形で進められます。2015年の"True Historic"登場、2018年の"Historic Collection"復活を経て、2019年の60周年記念モデルではデザインディテール、電装パーツ等がより詰められた決定版的スペックとなりました。より当時に近い書体と色味のヘッドロゴ、シルクスクリーン、ロウ付けをしないアンポッテド仕様のCustombuckerピックアップ、オールニカワ接着やTrue Historicパーツの採用…etc。90年代から続くリイシューLes Paulにおいて圧倒的な完成度を誇る現行最新仕様。しかしヴィンテージが持つ独自の雰囲気を、更なる技術によってアップチャージしたシリーズが"Murphy Lab"シリーズです。2021年より始動した"Murphy Lab Collection"は最新のHistoric Collectionと同スペックの完成度を持ちつつ、塗装のみ独自の手法を採用。従来のエイジドではウェザーチェックの再現を刃物で表現していましたが、"Murphy Lab"では1950～60年代のニトロセルロースラッカーを解析し新開発したラッカーを使用することにより、自然に発生させるリアルなウェザーチェックを実現。さらには薄めの塗装の質感により、ヴィンテージに迫る自然な風合いと豊かで力強い生鳴りは格別。ヴィンテージに迫るルックスとフィーリングを弾き手に与える、『究極のヴィンテージ・クローン・シリーズ』を実現しました。オリジナルサウンドに迫る立ち上がりのスピード感、反応の良さ、オープンなサウンドは圧巻。"Historic Collection"の一般的な塗装スペックである"VOS"仕様では、敢えてある程度柔軟性を持たせたラッカーが採用されています。これは新品製品として不用意に塗装チェッキングが入らないようにする工夫でもありますが、"本当に割れていてる"Murphy Labにおいて、その完成度はルックスのリアルさに留まらず、湿ったシャツを脱ぎ捨てたような圧倒的な解放感を感じさせます。こちらは人気のグリーンレモンフェイドカラー。均整が取れつつもフレックが散見される野性的な杢が、よりリアルなバースト然とした存在感を魅せてくれる面構え。既にボディエッジやカッタウェイ部等、塗装のチェッキングが進んでいる個所がございますが、使用に伴うフレットの減りなどは殆ど感じません。ロッドの調整を含め良好なネックコンディション。エイジング・オプション4段階中の2番目"Light Aged"が施されておりますが、ここからがっつり弾きこんでより貫禄ある姿に育つ姿も楽しみ。愛でて良し、弾いて良しの一本。ぜひお見逃しなく。オリジナルハードケース、認定書、新品時付属のキャンディ類等完備。
※こちら新品販売時の表現に加え、追加の塗装の剥離が見受けられますが、製品仕様の性質上、中古保証の対象外となります旨ご承知おきください。その他細部詳細等ご不明な点がございましたらお問い合わせください。

Condition:EX++
Top:Figured Maple
Back:1-Piece Lightweight Mahogany
Neck:1P Mahogany/Long Tennon
Fingerboard:Indian Rosewood
Fingerboard Inlay:Acrylic Trapezoid
Bridge:No-Wire ABR-1 & Lightweight Aluminum Tailpiece w/Long Stud
Machine Head:Kluson Single Line, Single Ring
Pick up:Custombucker Alnico III (Unpotted)
Nut width:42.85mm
Scale:628.65 mm
Control:2vol,2Tone,PU selector
Weight:4.26kg
Case:Original Hard Case