90年代にスタートしたGibson Custom Shopとヒストリックレスポール。オリジナルサンバーストへの憧れと神話化が年々と高まっていく中、常にブラッシュアップを重ね、理想の体現を担ってきたフラッグシップモデルが1959 Les Paul Standard Reissue "R9"です。本器は薄いバインディング/トートイズシェル・ポジションマーク/アルミテールピース/バンブルビーコンデンサといったアップデートを経た2006年製。レモンバースト系カラーにリアルな杢目の揺れ方が、一見して魅力的な個体。センターから両側にかけて板目となっていくワイルドなトップメイプルは、自然な雰囲気ながら物足りなさを一切感じない動きの良いフィギュアド。見る角度によって瞬間睨み返すように浮き立つ表情には、さながらオリジナルバーストのような存在感があります。99年の40th Anniversaryモデルから復刻が始まったアニリンダイによるバックカラーは2006年に再度仕様から外れますが、本器はシリアルの若さからもとれるように2006年初頭の製造のようで、リアルな滲みが楽しめるアニリンダイバックです。また、この時期特有の物としてマホガニーバックがリフトソーン寄りの木取りをされており、故かアタックの鋭さとソリッドなサスティーンに若干の軽快さを感じるトーン。ピックアップはBusrt Bucker1&2搭載期。リアピックアップで気持ちよくドライブさせた際の迫力とバイト感はさることながら、ファットでありながらも締まりがあり埋もれる事のない存在感を見せるフロント、そしてセンターから生まれる抜群の鈴鳴り感溢れるトーンは、紛れもなくレスポールのポテンシャルを感じる要所と言えるでしょう。こちらトップ、バックにコメ粒ほどの打痕や小傷が数か所ある他、全体的な塗装表面のスレ、ニッケルハードウェアのくすみ等経年相応の物がありますが、雰囲気を損なうダメージはございません。フレットの気になる凹みなど無く綺麗なネックコンディションで演奏性も良好です。オリジナルハードケースが付属。

Condition:EX+
Top:Maple
Back:Mahogany
Neck:Mahogany
Fingerboard:Rosewood
Fingerboard Inlay:Dish
Bridge:ABR-1 Tune-O-Matic
Machine Head:Gibson Deluxe
Pick up:Busrt Bucker1&2
Nut width:42.8mm
Scale:628.65mm
Control:2Vol,2Tone,PU Selector
Weight:4.15kg
Case:Original Hard Case